ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

嫌なのに聞いてしまった

2006年10月20日 | Weblog
 ドイツの免税店で、残ったユーロを使い切ろうと、思いいれもなく買ったロクシタンの香水が良い。自然な香で、体調が悪い時に嗅いでも大丈夫だった。アロマオイルのよう。

 今日、昼食を摂っていたら、後ろに座った2名の女性。ドイツの悪口を言っている。余りにひどいので、持っていたドイツ語講座の教材を、見えるように読んでやろうかと思ったがやめる。
「ビールがぬるいのが信じられない」「ウインナーはうちの旦那が買ってきたが、日本の方が美味しい」。「え?ビールぬるいんですか?」ともう一人の女性が質問。すると「らしいよ」だって。
 旦那の聞きかじりだろうー!?「らしい」で悪口言ってんじゃねぇよ。行ってから言え。ソーセージ、日本に持ち込むときは検査が要るんだぞ、検査したのか!?と、フランクフルトが想像以上に良くて、まだ行って日が余り経っていないので、思う。
 そして話は車に及ぶ。「ドイツの車って、何かー(駄目)。アウディが良いって感じ」「フランスが良い」「フランス車なら、分かる」「ドイツって質素倹約な感じ。実用的で無駄なく。詰まらない」。
 アウディに興味がないので分からないが、あれはどこの国の車だったか?胸糞悪くなり、アイポッドのイヤホンを耳に突っ込む。も、「嫌なんだけど、まだ聞きたい」となり、つい話しを聞き続けてしまった。 
 好きな物を批判されるのを聞くのは興味深い。わたしは好きだが、こう思っている人もいるのだなぁ、としみじみ思うのが昔から面白い。もっと言えば、わたしは好きになるとノメリコムので、そこに冷や水を浴びせて欲しい。「ハッ」と冷静になりたい。

 「ウインカ-のカチカチ音も嫌」だの「車庫入れは自分でやんない。旦那にやらせる。運転するだけで精一杯」。「うちの車ね、ギアだから坂道で下がるの」。ここで負けたなー、と思う。わたしの免許はAT限定。ギア付き運転するのに憧れがあるのだ。
 彼女にはフランス車でAT車、ですかね。

 今朝シャワーの後、すねや腕が乾燥でか、痒い。バラの香りのボディクリームを塗る。すると、ロクシタンの香が消えてしまった。悲しい。
コメント (2)
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