ひねもす日報

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バーバー吉野

2006年06月21日 | 本・映画
近頃、昼に渋谷でご飯を食べる機会があり、サクっと食べられる場所
と、前から気になっていたスペイン坂の「人間関係」という喫茶店へ。
カフェのお洒落な雰囲気ではなく、コーヒーショップという店構え。気取っておらず、
カウンターも多く、居心地が良かった。しかも美味しかったので
覚えておこう。
 写真は同じくスペイン坂のBio-Cafeのベーグル。

 昨晩は「バーバー吉野」を観る。主演もたいまさこ、監督は「かもめ食堂」
の人。和製スタンドバイミーと映画のCMであったが、確かにそう。
 もたいまさこって替えの効かない女優さんだなぁと思う。

 小学校高学年から思春期は、思い出すだけで何だか苦しい。
楽しかった思い出もたくさんあるけれど、世界が狭かった
時代。責任は学校や家庭が持ってくれている中での自由。囲われていたし、
その中で哲学ぶったりインテリぶったり悪ぶったりしていただけ。
 エレファントラブの歌詞で「大人は楽しい」とあったけれど、
そうあって欲しいと希望がある。責任も重たい、自分次第、親兄弟も
歳取るばかりで不景気、病気、死。色々あるけれど、それでも
その中に、仲間や家族、好きな物、場所があって、
シビアな現実の中での自由。
 ずる賢い人、いいとこばかり持っていく人がいて、
またそうしたいと望んでいる人がいて。
 わたしは奇麗事かも知れないけれど出来るだけちゃんとしたこと
に向かってまっすぐしていたい。周りを見れば、やっぱりそう
している友人たちがいる。凄く救われる。人に助けられていると思う。
辛いことを一緒に笑って貰うだけでずいぶん違う。
コメント (2)
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