逆に病み気味？

　昨晩もプロジェクトＸを観る。今回はマン島レースに初挑戦した小さな工場だった頃のＨＯＮＤＡの話。本田社長はほとんど登場せず、主役は挑戦する若者たち。感涙。
　毎夜毎夜この番組を観ている自分は逆にやや病み気味？と思う。ここ一ヶ月の読書対象物は新聞。まぁこんな気分なのだろう。
　番組の説明で「名もない日本人達の挑戦と偉業」というのがあった。わたしはこの「名もない」というのが好きなのだ。家康でも信長でもなく、電車で隣に座っているこの人が、もしかしたら？というのが好きなのだ。頑張っている人が報われない世の中で、それでもやらねばならなくて、だから報われる話が好きなのかも知れない。
　プロジェクトＸだって、事実は裏で金が動いたり綺麗な話ではないかも知れない。上手くいえないが、あの番組はわたしにとって最上のファンタジーだと思う。だからすべてを事実だと思って観てはいない自分がいる。