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2010,08,08東北・鳥海山

2011年12月23日 | 015.鳥海山 016.月山

雲湧く夏の鳥海山。

そこには一度登ってみたかった風景が広がっています。

2010年8月7日、夏の東北登山に出かけました。もともと、北海道登山に行く予定でしたが、天気が良くなかったので急遽、東北登山に変更しました。その為、何の計画もなく、取り敢えず一日目には東北の名峰・鳥海山に登ろうとだけ決めて東北へやってきました。

*東北ダイジェスト版を既にアップしてますが、一部の山を山毎にもう少し細かくまとめて再アップしようと思います。

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この鳥海山には主要登山口が9コースあります。今回はその中でも主要ルートで、鳥海ブルーラインの大平の先、鉾立よりスタートする象潟口(きさがたくち)ルート(鉾立ルート)より登る事にしました。

象潟口の他、吹浦口、長坂口、万助口、二ノ滝口、湯ノ台口、百宅口、猿倉口、矢島口などがありますので調べて見てください。Bn_chokai1

8月7日の昼間に家を出発した。最後の鳥海ブルーラインに乗るところがよく分からず、道に迷いながら、深夜に大平駐車場に到着して仮眠をとりました。朝になって更に鉾立の駐車場に移動してスタートしました。

わおーっ! 朝6時30分、天気がよく日本海側までよく見えていますよ。

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鉾立の登山口の駐車場に移動します。標高は1,160mで標高差で約1,076mあります。ここには鉾立山荘、ビジターセンターなどがあり、ちょっと登山口を上ると展望台があります。時刻は既に7時30分を回っているので登山道に近い駐車場は既に満杯でした。時間が時間なので日帰り登山のお主は早くスタートをしなければなりません。

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レストハウスの上の鉾立の登山口です。現在の時刻は7時50分です。今日のコースの標準タイムは9時間50分なので、本来なら宿泊コースですので、そろそろスタートしないと。

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あっ、夏の雲湧く鳥海山だーっ! スゲーっ! 

展望台付近からの鳥海山です。今日はあの頂に立つ予定ですが、ここからだと遥か彼方にあります。

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鉾立をスタートします。鉾立から鳥の海浜神社までのひたすら長い登りが続きます。まずは賽ノ河原まで登ります。写真の展望台の目の前の深い谷です。谷の左手が稲倉岳です。

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鉾立からの登山ルートはからは尾根に沿った急坂というよりもダラダラ坂と言うイメージです。

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ニッコウキスゲです。

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キキョウ科系でしょうか?

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ニッコウキスゲの群生です。

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過酷な冬の影響でしょうか?遮る木々がありません。低背の草花が咲き乱れる山道を登っていきます。

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振り返ると雲が流れています。賽ノ河原を通過して美浜に向かいます。

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御浜に到着しました。ここには御浜小屋と鳥ノ海浜神社があります。

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小屋を通り過ぎると、突然目の前に鳥海湖(鳥ノ海)が現れます。トイレもあり、ここで鳥海湖を眺めながらひとしきり休憩をする人が多い様です。

鳥海湖の淵を通る登山ルートもあり、目を凝らして見ていると登山者が歩いているのもわかります。

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これもキキョウの仲間!?

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御田ヶ原分岐です。

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七五三掛周辺ですが、通過中にガスってしまい、何も見えなくなってしまいました。

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今回の難所の一つです。足元に注意して登っていきます。

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難所の向こうに岩場の頂きが見えてきました。

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振り返るとかなり高度を上げてきました。

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今回、距離は短いですが、唯一の残雪をトラバースします。

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真上に新山が見えてきました。

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このガレ場の上の肩に大物忌神社があります。

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大物忌神社に到着しました。手前が広場になっていて休憩している人がたくさんいます。その奥に神社、売店などがあります。

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鳥海山大物忌神社です。

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大物忌神社の上が新山です。

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新山ドームのあたりは岩だらけです。山頂を目指す場合、まずここを上がります。

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新山の山頂に登るには岩の間をすり抜けたり、登ったりしなければなりません。結構深いところへ降りるので、岩場だけに注意を払って下さい。

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鳥海山頂きました。

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新山山頂です。この様にガレた風景は百名山でもあまりないですね。

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七高山側の外輪山です。結構、人が歩いています。時間があれば外輪山側から下りたいですね。

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具合が悪くなった登山客をヘリが救助に来ました。ヘリが来ると物凄い風が吹くのでみんな安全な場所へ避難させられました。この鳥海山はどのコースも距離が長く、健脚向きなので、自信がない人は少ない小屋を有効に使った方がいいですね。

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大物忌神社前の広場から見下ろした風景です。天気がいいですね。

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大物忌神社の前で昼食をとってピストンで下ります。

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鉄梯子です。

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お花畑が広がっています。

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七五三掛周辺です。登りはガスっていて全く見えませんでしたが、こんな風景が広がっていたんですね。

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雲湧く夏の鳥海山。振り返るといい風景が広がっていました。

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御浜まで戻ってきました。

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鳥海山、健脚向きで下部は優しく、上部は荒々しい東北随一の名峰を堪能した登山でした。

登頂日:2010年8月8日   メンバー:単独     天候: 晴れ     標高:1,146m
標高差:1,146m   コースタイム:7時間58分(コミコミタイム)  
コース: 大平より吹浦口コース→河原宿→鳥ノ海御浜神社→七五三掛(しめかけ)→千蛇谷コース→大物忌神社→山頂(復路同一ピストン)

夏休み東北登山第1日目。北海道登山を急遽、キャンセルして東北登山の第一座目に指名したのは東北の名峰、鳥海山でした。天気もサイコーでした。夏の鳥海山と雲はほんと絵になりますよ。


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