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めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

牛スジでしなやかな体を

2007-05-16 | 薬膳&食療(肉/魚/卵)
昨日はとっても良い牛筋を見つけたので喜んで買ってきました

運動オンチなりに体力をつけようと思い4月からウォーキング(水中&陸上)とヨガを始めたのですが、最近ようやく効果を感じ始めてきました。

一緒にキャンプをする予定の友人は半年前から既に体を鍛え始めているので、お腹にエクボが出来たと自慢してくれます。

運動をする為には筋肉がつけばOKと思われがちですが、運動をスムーズに行う為には筋肉と骨をつなぐ腱や、関節の動きをスムーズにする為の関節膜等の役割が重要になります。

それらは年齢と共に衰え弾力がなくなってくるので年をとって急に運動をすると関節や腱を傷めてしまうのです。

私も友人もとっくに成長期を過ぎていますので1度くらいは牛筋のスープでも食べておきたいなと思って牛筋チェックをしていたので、昨日いいものを発見出来て良かったです

《スジをもってスジを制す》と言うとなんだか違うような気もしますがま、とにかく同じ部位を食べて補うと言う中国の教えに基づき、運動選手や体を鍛えている人、または急な運動でスジ等を傷めた人は一度多めに調理して、小分けにして食べるといいですよ。

圧力鍋があると時間もそんなにかからないので助かります。


本当は豚の骨の関節部分(腱や膜がついている)がベスト(←本人の好みです)なんですが日本では手に入らないので でも牛スジでじゅうぶん。あるだけで感謝です。

さてこの牛スジ、今回はトマト缶かジュースで煮てみようと思っています。

なぜなら?関節のスムーズな運動には潤滑油のような働きをする液の存在も忘れてはならないのです

その液は体内の有用な液と言う事で「津液」と呼び、陰に属します。

トマトには「津液」を生じる作用があるのでとっても良い組み合わせです

これをスープやシチューにしてもいいしトマト味の肉じゃがにしてもいいし、、、色々と楽しもうと思います

もちろん友人にもおすそ分け

美味しく出来ますように
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杜仲腰花

2007-04-28 | 薬膳&食療(肉/魚/卵)
中国で初めて食べてお気に入りだった食材の1つに豚の腎臓があります。

レバーは食感も味も嫌いなので、同じ臓物と言う事で始めは箸をつける気は無かったのですが、赤、黄、緑のピーマン(パプリカ?)等と彩りよく、腎臓も『腰花』と言う名前にふさわしくキレイに調理してあったので、恐る恐る食べてみたら、、、おいしい~となったわけです。

『腰花』とは腎臓の調理の仕方から名前が付いていて、炒め物はたいていこの調理法が使われています。

中医学では腰と腎は結びつきが強いと考え、この概念は中国では一般に浸透していて腎臓の事を『腰』と呼び、お肉屋さんでは「腰ちょうだい」と注文します。

そして、それを削ぎ切りにして表面に格子状に切込みを入れるので、加熱するとパッと花が咲いたかのようになります。イカでも同様の調理法がよく見られます。←松かさ切りでしたっけ?

日本では腎臓を売っている事が少なく、新鮮で且つ下ごしらえ(血抜き)がちゃんとされているモノを手に入れるのが難しいかもしれませんが、もし手に入った時は輸尿管(白い筋みたいなもの)を取り除くのをお忘れなく

     さもないと尿臭いですよ~(経験あり


今の時節の薬膳に『杜仲腰花』があるので紹介しておきます。


《杜仲腰花》 杜仲12g 豚腎臓250g 調味料等(葱、生姜、大蒜、花椒、紹興酒、塩、醤油、砂糖、植物油、砂糖、片栗粉)各適量

下ごしらえ:①杜仲を煎じて半量にまで煮詰め50cc用意し、冷めたら片栗粉、紹興酒、醤油、塩、砂糖を入れて合わせる  ②腎臓は輸尿管(白い筋)をキレイに取り除き、削ぎ切りにして片面に格子状に切り込みを入れ、(①)で用意した液の3分の1に葱、生姜、大蒜の微塵切りと共に漬ける

作り方:フライパン(中華なべ)に油を熱し、花椒を入れて香りがたってきたら腎臓を漬け汁ごと入れ、更に残りの(①)の液の半量を加えて炒め合わせる→ほぼ火が通ったら残りの液を入れ火が通ったら出来上がり

効果:壮筋骨、降血圧、補腎臓→筋骨を丈夫にし、血圧を下げ、腎臓を補う。

腰が冷えやすく、痛くなったりギックリ腰になりやすかったりする人にお勧めです。


腎臓も杜仲も簡単に手に入らないので、雰囲気を味わう為に『豚肉の杜仲茶煮』でも良いのでは?思っています。同じ効果は期待できませんが、いつもと違った味付けにするだけで新鮮な楽しい気持ちになりますよ


 ああ、腰花食べたいなぁ   



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牡蠣のミルクシチューで安眠

2007-04-04 | 薬膳&食療(肉/魚/卵)
最近夢が多く体も疲れ気味です。

昨日「ああ、今夜は何にしようかな~」と買い物へ行き、魚介類を見ていてふと目にとまったのが牡蠣です。

確か牡蠣は栄養学的にビタミン、ミネラルや各種アミノ酸が豊富で滋養強壮効果や肝機能を高める効果があります。

久しぶりだし、寒いからシチューにでもしよう!と言う事で夕食は牡蠣のシチューに決定ミルクを入れると安眠効果も高まり更に


帰宅して牡蠣の性質について調べてみたら、本によって書いてあることが違います。でも確か海の貝類は寒性よりのが多かったので、微寒性と書いてある方を信じる事にします。でも、温性と書いてあるほうの効能の方がそれっぽい(←?)ので、効能はこちらを参考に、、

牡蠣:微寒性、味甘鹹、効能は虚損を治し且つ中焦(脾胃)を調え丹毒を解く
牛乳:寒性、味甘、効能は補虚、止渇、養心肺、解熱毒、潤皮膚

どちらも穏やかに体の潤いを補い、寒性よりなので、「さわさわ、そわそわ」して眠れなかったり、疲れやすくて元気が無くよく眠れない時によさそうです。

あっさりと食べたかったので、野菜は大根をメインに新玉葱、マッシュルーム、新キャベツ、かぼちゃにしました。(大根以外は冷蔵庫にあったもの)

大根は、カブほどではありませんが結構牛乳味にも合って美味しいです。カロリーダウンしたい方は特に注目多めに入れると満足感があっていいですよ。

体が冷え気味でとにかく温かい飲み物が好きで氷やアイスクリームなんてとんでもない!!と言う人は、臭み消し程度にお酒を使ったり、生姜を入れてもいいでしょう。

昨日は夢も見ずぐっすりと眠れました。

心理作用か?シチューの効果か?

ま、結果よければ良しと言う事で



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ハツ発見♪

2007-03-02 | 薬膳&食療(肉/魚/卵)
昨日お肉屋さんに買い物へ行くと、内臓が色々売っていたので、久しぶりにワクワクしながら選んできました。

豚の腎臓(マメ)、心臓(ハツ)、胃(ガツ)、腸(モツ)、おまけにコメカミのお肉や、軟骨、喉なんかもあったりして迷います

結局買ったのは心臓(←食感が好きだから)と、胃(胃が弱いから)と、喉(軟骨好きと、好奇心から)です。

以前にもお話しましたが、中国では「胃が弱いから或は胃を補う為に胃を食べる」と言う感じで内臓を食べたりします。

「好きだから食べる」と言う人の方が多いでしょうけど

本当は腎臓が大好きで、なかなか売ってないから買いたかったのですけど、新鮮ではなく既に値引きシールが貼ってあったのでやめておきました

これからはマメにチェックをしたいと思います。 あ、なんだか親父ギャグっぽい

焼き鳥屋さんでハツを食べて美味しいと感動したので、やはりハツはグリルで焼いて食べようかと、冷蔵庫で待機中です。  

残りの胃と喉は、バクテーのスープが残っていたのでそれで煮込みました。

薬効ですが、食材辞典によると

豚心臓→味甘、からい、性平。 効能は補養血虚で、しょっちゅう食べると心気を損なうとあります そして、ゴシュユ(生薬)と食べないようにとの事。

豚胃→味甘、性寒。 効能は補中益気、止渇。

豚腎臓→味からい、性冷。効能は理腎気、通利膀胱。

補中の「中」は、中焦(胃と脾)の事です。理腎気の「理」は、腎の気を正常に巡らせるという様な意味です。

喉は載っていませんでした脳や血、尻尾があるのに~

胃と喉は、下茹でしてから圧力鍋で軟らかくなるまで煮込んだので消化にも良さそうで美味しくって

やっぱり心臓も煮込んじゃおうかな~? バクテースープ気に入ったので、とことん使い切りたいと思っているので、、


最近猫が朝昼賑やかでしたが、昨夜は外で猫がゴロニャ~ン、フギャー、ウニャ~ンとものすごく賑やかでした。

おかげで寝起きは最悪でしたが、二度寝せずにがんばって起きていたら太陽が昇ってきて、朝日が気持ちよくっていい気分です。

それにしてもいつまで続くんでしょうか?(←まだ鳴いている)《猫の恋》って俳句の春の季語ですからね~上手くいくのかな?







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