気ままな旅


自分好みの歩みと共に・・

幼い頃の孫息子とおじいちゃんとの話(3)

2015-04-02 10:58:13 | 日記

アメリカの車社会に育った孫達である。 車には自分の指定席に座るや否かシートベルトを装着する。 慣れたものだ。 こちとらは角度が悪いのか中々金具が入らない。 忘れると「シートベルトしてないよ・・」と忠告を受ける。

 婿殿が制作担当をしたPixar のアニメ映画を街中の映画館で観に行った時の話。

爺は睡魔に弱い。 隣りには孫息子がいた。 映画の末尾に紹介されるStaff まで立あがらないでいた。 何故ならProduction Babies に自分の名前を確認したかったからだ。 場内が明るくなり、突然に孫息子は「おじいちゃん 寝てたでしょう」と一言。 聴こえないふりをして誤魔化した。 この映画製作中に誕生した制作スタッフの子供の名前を表示する粋な配慮。

就学年までに偏差値の高い小学校のエリアに住いを越したいと・・・。 米国の不動産市場は中古家屋が95%超えのため、チャンスはある。 サンフランシスコのベットタウンと言われるWalnutCreekで見つかる。 

孫の誕生日がふたり共同じ月である。 毎年欠かさず誕生日祝いに飛んで行っている。 こんどは新居訪問にもなる。 孫がSkipe で「おじいちゃんの寝る部屋がないよ~」と言ってきた。 「ソファーベットで良いよ」「ぼくのベットをつかっていいよ~」Antiochの家は4 Beds 3 Bathrooms 3 FamilyRoomと大きい。 確かに狭いが環境は遥かに良く地理的にも良くなったかも知れない。 いずこも親の偏差値懸念は同じのようだ。 

学校まで何と400mとは・・・。 爺も一役かって迎えにいくリストに申告。申告してないと子供を引き渡されない。 ふたりで登下校に交わす日本語はよどみがない。

小高い裏山から毎朝の訪問客が下りて来る。 中庭にはリスが玄関先の前庭には鹿の夫婦が、時にはワイルドターキイの親子連れも・・・。

袋小路のコートの道路でスケーターに興じたり、自然に囲まれた中で日本語の会話が弾んでいる。

孫ふたりと接するのにも公平に接するように爺も気配りをしている。 年に孫と接する期間は短い。 里帰りの年で50日、爺のひとり訪問では20日間である。

爺と婆で送り届けてから50日たらずで生まれた孫娘もすくすくと育ち初節句を迎えるようになった。 義母から娘に頂いた古い雛人形を孫娘に引き継がせようと爺が持って行くことになった。 

歳を重ねて行くにつれ、爺には孫は癒しの何ものでもない。  


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