ファットタイヤではなくワイドタイヤ。
バイクの進化に伴って、タイヤも変革の時期にきてます。
ホイール径が、26インチ、29インチ、27.5インチ(650B)と広がり、今度は27.5プラスという規格もでてきます。
ファットバイクと呼ばれる太いタイヤの幅は、大体4.5~4.8インチ(約114~122ミリ)前後。
普通のマウンテンバイクのタイヤ幅は2インチ(約51ミリ)ぐらいから、ダウンヒルバイクなどで使用する2.5インチ(約64ミリ)ぐらいまで。
ちょっと前まではクロスカントリー向けのタイヤの幅は2インチ前後でしたが、今じゃ2インチは細い方で、2.2や、ライダーやバイクやコースによっては2.4なんかもレースで使われちゃうような時代になっちゃいました。(もちろん、バイクやコース、ライダーの嗜好などで変わりますが)
2.4インチといったらダウンヒルバイク向けのタイヤだった。わずか10数年前はダウンヒルバイクだって2インチぐらいだったし。昔はね。
バイクの進化、ホイール規格の細分化、タイヤにももちろん進化が求められる。
コンチネンタルのMOUNTAIN KINGの2.4をNOMADに投入しました。
みるからに太い。ちょっと重い。でも、デメリットになりそうなポイントを上回る長所がある。
僕の最近のライドスタイルはスピードよりもコントロール、リズムやハーモニー。速さよりもスムーズさ、確実感、安定感、安心感を優先します。
タイヤがちょっと重くなって登りのスピードが落ちてもあまり気にしない。ゆっくりでも確実に登っていけることを優先したい。
テクニカルセクションや下りではコントロール性能と安心感、安定感を。そして、ここがポイントなのですが、バイクとライダーの一体感を失ってはならない。
バイクに遊ばれないで、身体の一部のようにバイクを遊んであげる。自分の思い通りに。そういう乗り方が好きだし、そういうバイクが好き。
僕がファットタイヤになかなか乗らない理由はここにあります。1週間に7日間ライドできるんであれば、「今日はファット乗っちゃおうかな~」になるかもしれないけど。
細すぎず、太すぎず、いい塩梅の幅を持ったタイヤは、楽しいライドに繋がるし、昨日のFOXのフォークのお話と一緒だけど、「また乗りに行きたい!」ってなるほどの楽しさをもたらしてくれると思います。
タイヤのチョイス、特徴など、お店にあるタイヤはほとんど使ってみたので聞いてください!
|