タイヤのチューブレス化によってパンクリスクが激減したこともあるし、保管や自動車への積込みで、前ホイールは外すけれど後ホイールはそのままの状態で積載する方が圧倒的に多く、

 フレームから後ホイールを取り外す機会はかなり少なくなったかも。

 今回もブレーキローターのトラブルがなければ発見はもう少し遅れていたと思います。

 フレームからホイールを外しブレーキローターの交換作業を進めるついでに掃除を含めてハブのアクスルを触って回転させたところなんだかイヤな音が。そして手に伝わるかすかなゴロゴロ感。

 シールドカートリッジベアリングを採用しているハブなのですが、あまり気持ちのいい音と感触ではない。

 全分解してメンテナンスです。

 ハブ側の2個のベアリング、フリーボディも2個のベアリングが圧入されているのですが何個かにゴロゴロ感が。とくにフリーボディ側のベアリングがザラザラ。

 まあ、相当ライドで活躍しているバイクなのでそれだけライドすればこうなるよ、なのですが。

 シールドベアリングといえど完璧な防水、防塵を備えているわけでなく、とくにハブやボトムブラケット、ヘッドセットなど低抵抗でなめらかに動くことを求められる箇所のベアリングは低抵抗に比例してシールがあまくなりがち。ちなみにそこまでスムーズさを求められないサスペンションのリンクなどに用いられるシールドベアリングはシール性の高い接触型を使用しています。

 カートリッジシールドベアリングが不調ならば交換すればまた新品のような滑らかで静かな回転に復活。

 そういえばフレームから後ホイールしばらく外してないなあという方はたまにはチェック。自分のも・・・・ギクり。

 ※10月2日(日)はイベント開催のために臨時休業させていただきます。