現在の、シフトレバーを押せば(モデルによっては引けば)確実に希望のギアへ変速するシステムしか知らない方、一昔前までは変速レバーの操作にもテクニックが必要でした。シフトレバーを操作してシフトワイヤーを引っ張ったり緩めたりして変速機を動かして、変速するのは変わらないのですが、今みたいに一段一段場所が決まっていたわけじゃなく、とりあえずトップとローの両サイドだけは決まっていて、その間のギアへの変速は「感覚」でした。そう、レバーさばきが必要とされていた時代がありました。僕がマウンテンバイクに乗り始めた時も、一段一段かっちり変速するレバーはなく、感覚でレバーをさばいてました。舗装路みたいな安定した路面だとやりやすいんだろうけど、オフロードでは頻繁にシフトミスを起こしていたな。
そのあと、一段一段クリック感のあるかっちりした変速フィーリングのシステムが誕生、いわゆるインデックスシステムというやつでした。最初に乗り始めた時がリアの変速段数は6段が最大で、7段が出たときはびっくりしたけど、それ以上にインデックスシステムの素晴らしさに感動しました。オフロードでのシフトミスは激減して、その分ライディングに集中できるようになったのを覚えているな。そして今や10段変速(11段もあるか)。変速スピードも以前と比べものにならないほど早くなっているし。進化って素晴らしい。
古き良き時代のパーツてんこ盛りのバイクの整備が入りました。治せるところまで治して、きれいにしたいと思います。
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