次に、140㎜~160、いや180㎜ぐらいのサスペンションストロークのバイク、つまりオールマウンテンモデルにぴったりなCROSSMAX SXをテストしました。バイクは同じくTURNER / 5 SPOT。
 ホワイトなホイールです。ハブもホワイトです。まったく生まれ変わっちゃいました。ホイール重量は現行モデルが1,755gで、新型が1,775g(いずれもペアのカタログ値)とわずかに重くなっていますが、テストライドしてみると・・・、がっちりしていて重さを感じさせません。STの次にテストしたからなおさら感じるんでしょうが、よりガッチリ、しっかりしてます。なのにペダリングは軽い。こちらも新型形状の左右非対称リム(ISM)を採用していますが、リムがラウンド形状となりさらに剛性がアップしてしかも軽くなっているからだと思います。CROSSMAXシリーズの中でもっとも縦剛性、横剛性ともずば抜けて高いのがよくわかります。
 テストは、STと同じコースを走ったのですが、もちろんタイヤの違い(STはMAXXIS/MONORAIL、SXはMAXXIS/ARDENT)はありますが、コーナーなどの安定感がさらに増した感じで、ちょっとスピードを上げても安心してコーナーワーキングすることができました。また、ラフなセクション、ドロップするようなところでも、まったく頼りなさを感じることなく安心してクリアしていけました。この剛性感なら、ダウンヒル系バイクでも十分剛性感と軽さの恩恵を受けるんじゃないかな。
 フロントハブは、15㎜アクスルがスタンダードで、20㎜、9㎜にも対応しています。オールマウンテンタイプのバイクなら、フレームに負けない剛性と軽量さで、きっといいバランスのバイクになると思いました。