例えば某有名な長瀞BLSSツアーの根っこセクション。

 急斜面な上に太い根っこがこれでもかって連続している場所。

 たしかにスピードコントロールやライン取り、ブレーキワークなどスキル的に簡単ですよ!、とは言えないのですが、

 やっていることはその辺にある数段の階段を下っているのと実は一緒。

 最大の難敵はこの根っこセクションの見た目からくる恐怖心。

 走る前の下見で下側からこのセクションを見上げると路面に根っこしか見えない状態なのでさらにビビります。ビビるとカラダが硬直してへっぴり腰になります。

 根っこセクションで途中で止まったり、バランスを崩したりの原因はだいたいがこれ。

 でも、思っているほどすごく難しいセクションでもないのです。ほんとうに。

 タイヤが29インチや27.5インチ径ならなおさら難易度を下げてくれます。

 ホイール(タイヤ)の径が大きくなる分小さな凸凹を拾わない分スムーズに前に進んでくれます。凸凹を乗り越えるちからが大きいのです。

 乗り越えるちからが大きいとバイクのポテンシャルで難所と思われるところを通り越えてしまうことが多々あります。

 山でのライドはまずは安全第一、そして楽しく。自分スタイルで楽しめばいいし、今の自分が持っているライディングスキル内で遊べばいいと思いますが、ちょっとチャレンジスピリットを発揮してライドの幅を広げるのもいいことだと思います。

 そういえばそろそろ根っこセクションが恋しくなってきた。イベント企画します。多分HRP(平日ライドプログラム)で。