巷に出回っている数々のBMX&MTB用フラットペダル(プラットフォームペダル)の元祖といえばシマノが1970年代のBMXブーム?時に発売したBMX用コンポーネントDXシリーズにラインナップされたペダルです。そのファーストモデルは熱狂的な支持を受け、かのブライアン・ロープスは製造中止となることがわかったときに買いだめしたという逸話があるぐらです。ワダも持っていますが、セカンドモデルの現行のDXペダル同様に踏み面が球面加工(コーンケイブ)されてどの方面へも力を入れやすくソールにグリップする感じは画期的なアイデアでした。
セカンドモデルのDXペダルもフラットペダルの定番としていまだに人気が厚いモデルです。長らくシマノはこのDXペダル一筋で、このフラットペダル戦国時代(なの?)を渡り歩いてきました。
そしてついに新型セイントシリーズの発売にあわせて、本格的フリーライドにも使える新たなるフラットペダルをリリース。最近の流行を取り入れつつ、シマノらしいこだわりを持ったペダルとなっています。
最近の流行はロープロファイル。ペダル本体が薄いものが増えてきました。このMX80も一番薄いところで約15mm。シャフトを中心に前後方向に反った形状になっているので、力を入れやすく、しかもジャンプやバニーホップの時にソールにひっかけやすくなっています。一面のピンの数は最大で9本。付属のワッシャーをピンに取り付けることにより、ピンの突出し長を調整することができます。これはナイスアイデア。重量は実測で502g(ペア)。で、正直驚きなのが、このペダルが5,300円ということ。これだけよくできていて、この価格はすごすぎる!
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