マウンテンバイク黎明期の1980年代中頃から90年代にかけてマウンテンバイクをかじっていた人なら、彼の名前を知らない人はいないでしょう。
 レースに出れば必ず入賞し賞品を持っていき、1988年のアメリカ/マンモスマウンテンで開催されたNORBAの世界選手権のトライアルで3位入賞。いっつもパンパンにはちきれそうなほど荷物満載のバックパックを背負って、どこへでも自転車で行き、イベントがあればどこにでも顔を出す。
 彼の名前は「岡崎和彦」。
 「元祖賞品稼ぎ」、「質問小僧(彼はだれかれ問わず、とにかく質問します。元祖MTBショップ・ワイルドキャットの故平木さんが書いたBMX&MTBの本について、平木さんに ”表紙に、これでキミもトップライダーになれる!と書いてあったから読んだんですけど、なんで僕はなれないんですか?”と質問したりしてました)」、など異名を沢山持っているある意味レジェンドです。
 今日、TTSにひょっこり現れました。会うのは実に10年以上ぶりかも。
入ってくるなり「和田さん、わかりますか?岡崎です!」と福島いわき訛りはそのままで挨拶されたものだから、こっちがビックリ。いや~、変わった。太った。
聞くところによると、しばらく自転車には乗っていなくて、昨年ぐらいから少しずつ乗るようになったということ。
今日は多摩川で開催された自転車のフリーマーケットに行ったそうで、そこでゲットしたバイクを早速乗ってきてました。で、やっぱりバックパックはパンパン、サドルの下にはデカイ輪行バッグ。やはり変わってません。
 お店が忙しかったものですから、落ち着いて話すことが出来なかったのですが、
和田:「今ナニやってるの?」
岡崎:「オモチャ売ってる」
和田:「どこで?」
岡崎:「家の近くで」
和田:「どんなオモチャ?」
岡崎:「超合金とか・・・・」
変わってません。相変わらず意味不明。
 でも元気でなによりです。彼がまたMTBに乗って、全国各地の山やイベントに顔を出して欲しいと思いました。


 昨年の展示会でこのバイクを見た時からのお気に入り。Rockey Mountainのレディースモデル「Slayer SXC Ladies」です。
 人はある色を見ると、なんとも言えない心地よい気分になったり、心が温まることがありますが、このSlayerのカラーはまさにソレ、明るいミントなブルーです。
 レディースモデルと謳っているだけあって、コンパクトなポジション、低いスタンドオーバーハイト、短いステム、そして細めのグリップを採用。
 チェーンステイにカーボンを採用し、細かなギャップの振動を吸収してくれて、極上のフィーリングが楽しめます。
 体重の軽めな女性の方なら、重いバイクで走るよりも、このような扱いやすい軽量なバイクで走り回った方がより楽しいと思います。
 これでも、リア152mmストロークあり、漕いでよし、登りよし、下りはもっとよしで、里山からダウンヒルまで楽しめます。
 すでにこのバイクはオーナーが決まっているため、若干パーツをいじってありますが、522,900円という価格は決して高くない、いや、それ以上のパフォーマンスを秘めているスーパーバイクだと思います。