シクロクロスで旅のレポート

ロードでもなくMTBでもなく、シクロクロスは「旅」のできる自転車です。そんなシクロで旅したレポートお届けします。

シクロクロスという自転車について

2008-06-17 13:25:19 | Weblog
 日曜の須磨ライドから帰って、ルイガノ君のお掃除をしました。以前から気になっていたのですが、どうしてルイガノ君のホイールにはこ~んなにスポークがいっぱいあるんでしょ? 数えてみると片面に9組18本、両面だと36本もスポークがある。CAAD8君とはかなり違います。ちなみに僕のCAAD8のフロントホイール(シマノ105ホイール)のスポークの数は16本です。
 で、考えてみました。これもシクロクロスバイクの特徴の一つに違いありません。何といっても走るコースがロードとは全く異なるのですから、そのコースの特性に見合った作りになっているに違いないのです。でも何のため?考えられるのは、「スポークの一本や二本折れたところで走り続けられるんだよ~ん」という事なのかな(^^)
 実際各社のシクロクロスバイクのカタログを見ても、大抵36本のスポークで組まれたホイールを採用しています。このスポークの数は軽快車、つまりママチャリと同じです。ついでに言うとだいたいMTBも36本のホイールがついているようです。これはやはり「堅牢性」を重視した仕様なのだろうと思うのです。とはいえ、これはどちらかというとスポークの数を減らしているロードレーサーの特徴を際だたせる情報なのではないだろうかと思ったりもします。

 ロードレーサーは本当に繊細なバイクです。スピード命というその基本的なコンセプトは、何を犠牲にしてでも軽さを追求します。そのためにはスポークの数を減らしてホイールの重量を削り、強度と剛性を持たせるために太くなったスポークの一本一本を扁平にして風の抵抗を軽減し車体の重量の軽減と走りの抵抗の軽減を一挙に図る。速く走るためにだけ創造されたバイクです。ただそれだけにサイクリストの走りにも繊細さが求められるのです。常に路面と対話しながら走り続けることが求めれます。

 その点、シクロクロスは僕のように多少がさつな性格であっても平気で乗らせてくれる懐の深さがありますね(^^) 走り続ける時に相談する相手は道路じゃありません。自分の脚です。こんな坂道なんやけど、どれくらいのパワーで登れる?もっと軽うするか?もっと踏めるんか? なんて事をね。
 

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