篠山西周回路（下見編）

　これまでに篠山東周回路は二度ほど走っております。今回は次の日曜日に仲間たちと走る予定の西周回路を下見して来ました(^O^)／
　ちょっとばかり地図上での説明をさせて頂いたことはありますが、実走レポートは初めてですね。なぜなら僕も今回初めて走ったもので・・・(^^)　コース自体は名前のとおりループなので、円周上のどこから走り始めてもいいようなもんですが、今回は僕の実家から。まず向かうのは篠山市の最高峰、御嶽山と黄金嶽の間にある「おおたわ峠」です。500㍍級の峠であります。高さだけ見るとはらがたわ峠とあんまり変りません（ちょっとだけ高い）。違うのは峠の距離であります。はらがたわ峠の場合、登り始めから下り終えるまでの距離は19㌔程あります。しかしおおたわ峠では６㌔ほどしかありません。その意味するところは明らかですね。平均勾配は10％を越える！ってのはちょっと大げさかもしれませんが、多分８％前後ではないでしょうか。正直いって夏場に上がるコースじゃないと思ったですよ。しかも南から北に上がるわけで、時には陽を遮るものが何にもない急坂を登っていると体中が煮えたぎるような気分になります。本ッと日陰が恋しいのよ。
　それでもひーひー言いながら最後の10％傾斜の直線を登りつめていくと、峠のピークの背景に青い空と白い雲が見えるんだよなぁ～。あ～っ、登ったぞ～！っていう達成感はとても大きなものがあります。
　その登りのきつさも、実は下りのスリルと比べると何ほどのことはないというのがこのコースの恐ろしいところです。ロードレーサーで越えたことがないので何ともいえませんが、下りも傾斜がキツくて、しかも登りよりも長くて、落ち込むように回り込むヘアピンカーブも一つや二つではなかったりするというこのコース、とにかくスピードを落とすということ自体が至難の業。ルイガノのカンチブレーキをフルに引いても30㌔を越えてしまいます。この状態でＲの強いカーブに突入するとどうなるでしょ？コースアウト？あり得る。落車？あり得る。でも一番あり得るのが「ビビり」が入ることです。告白すると、今回３回目のトライアルでしたが、初めてビビりました。だいたい僕の下りの攻め方は、コーナー入り口の減速からブレーキ開放でインからアウトへ、それから次のコーナー前でまた減速、その繰り返しです（この坂の場合ですよ、念のため）。今回連続したカーブを見落としてまして、減速が遅れたもので山側に乗り上げそうになったわけですよ。恐怖でしたねぇ。何とかハンドルをきってカーブを抜けたものの、次のカーブから体重移動が出来ないのです。ふと気がつくと、脚が震えてたんですなぁ。「あれぇっ、僕ビビってるやん！」と初めて気がつくくらいの動転加減であります。本郷の集落まで走りきって、心を落ち着けるためにお店に立寄りました。初めての経験です。
　そこから更に西へ進みまして、桜の名所「鼓峠」にかかります。こっちはあんまり大したことのない峠・・・だと思うっしょ！だがここも一挙に200㍍近く登るＺ坂です。勾配こそきつくはないものの、登り返しのこのしんどさよ。で、不思議なことに、この峠頂上につくといきなり水田が広がっております。集落もあります。どっちかというと峠というより、テーブルの端っこのイメージですよ。あとはのんびり下って篠山市内へと回り込んでいくわけです。
　いよいよ本番は17日（日）です。さぁ、頑張ろうねぇ～(^O^)／