紙屋さんブログ

土佐の自然を愛する親父です。

パラグアイ産の楮は使える

2012年06月25日 16時53分37秒 | 日記
パラグアイの日本人移民は、70周年を越しました。約7000人程の日本人が生活しています。その昔、サンパウロ州イビュウナの兄が、楮の苗を葉山から取り寄せて栽培したりしていましたが、ブラジルの「大規模農場」経営主義にはなじめなく、金額も張らずに失敗に終わりました。パラグアイでは、ブラジル以下の可哀相な賃金が有って、日本人入植者が現地人を使い、楮を栽培しています。ですから、結構品質の良い楮が有るのです。成長する楮の、脇芽も「芽欠き」して落とし、小枝の節も無い製品です。小刀で、外皮を削る作業も日本人の指導ですから、輸入物では上等クラスです。全く駄目なのが、タイや、中国物の楮です。ただ、「竹パルプ」は、中国か、ベトマムか、タイでしか手に入りません。麻パルプや、バガス、バナナの繊維はタイヤ、フィリピン、インドネシア等が作っています。ケナフも中国が多い。さすがに、藁パルプは中国でも「排水規制」で作れなくなりました。このほど、東京の紙製品会社「山桜」が、アフリカでとったバナナの繊維(1メーターくらい長い)で紙を漉き、紙製品で売り出すそうです。今日は、風呂だけでした。写真は、白色のドウダンツツジです。

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