鉄道改善案

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神戸空港は航路で関空と結合せよ -和田岬線を延伸しアクセス路線に-

2016年02月29日 | 空港
 神戸空港は利用者が当時の予想に達せず苦しんでいる。これは当然の帰結で狭い地域に伊丹、関空、神戸と3つも空港が乱立していてはパイの奪い合いになることは目に見えていたであろう。ここで踏まえておきたいのは関西の空港の役割分担である。伊丹空港は主に国内線主体でよいだろう。関西国際空港は国際線主体である。これはよい。では神戸はどうか。いまいちパットしないのが現状である。しかしつくってしまったからには有効活用せねばならない。

1.関空にフェリーを頻発し実質的に一つの空港にせよ
 そこで神戸空港を関西国際空港の子空港にすればよいのではないか。すなわち神戸空港と関空を航路で完全に結合するのである。関空は神戸空港の向かいに位置しており案外近い。現在も高速フェリーで30分ほどで結ばれているが、これを料金不要にして航空機の離発着時刻に連動して頻発するのである。これにより関西空港を西日本のハブ空港として、神戸空港からも西日本各地に小型便を飛ばすという体制が可能になる。

2.和田岬線を延伸し空港アクセス路線に
 さらに神戸空港自体のアクセスも向上する必要がある。現在神戸空港はポートライナーで三ノ宮から結ばれているが新交通システムのため低速で時間がかかりすぎて役に立たない。やはりアクセス向上には普通鉄道が必須である。そこで和田岬支線を和田岬から神戸空港に延伸してアクセス路線とすべきである。海底トンネルを掘削することになるが、神戸空港の利便性を本気で考えるならこれくらいの投資は厭わず行うべきであろう。これにより兵庫県内の東海道・山陽本線沿線から神戸空港へのアクセスが大幅に向上する。和田岬線にとっても工業団地への小規模通勤路線に甘んじている現状のテコ入れにもつながる。


関空とのアクセス航路(赤)と和田岬神戸空港アクセス路線(青)