tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

第15回今井町並み散歩は、5月15~16日です!

2010年04月08日 | 奈良にこだわる
いよいよ5月15日(土)、16日(日)の両日、「第15回今井町並み散歩」という町を挙げての大イベントが開催される。ちょうど今年は、今井町出身の茶人今井宗久の生誕490年である。コンセプトは《お茶の文化が今井にどのように根づき、発展してきたかを再確認するとともに商いとのつながりをよりいっそう深めていくことを目的に開催する》というものだ。このイベントは「平城遷都1300年祭 県民活動支援事業」にも選定されている。主な出し物を報道用資料から拾うと

【15日(土)開催】
1.宗久顕彰会・献茶式
【内容】宗久の遺徳を称えるために、住職による供養と表千家奈良支部同門会による献茶式を行う。
【場所】稱念寺本堂
【時間】午前10時

2.火坂雅志氏講演会
【内容】今井宗久が主人公の小説『覇商の門』の作者、火坂雅志氏に「宗久の商人と茶人としての生き様」というテーマで魅力を語っていただく。
【場所】稱念寺
【定員】200名
【時間】午後1時30分から午後3時30分まで

3.呈茶席
【内容】 表千家奈良支部同門会による呈茶
【場所】順明寺本堂
【時間】午前9時から午後4時まで
【お茶費】500円
【限定数】500人

4.茶行列衣装の展示
【内容】茶行列の衣装を展示し、16日の茶行列のPRを行う。
【場所】尾崎家
【時間】午前9時から午後4時まで



【16日(日)開催】
1.町並み散歩開会セレモニー
【内容】第15回今井町並み散歩の総合開催のセレモニーを行い、意義を確かめあう。
【時間】午前9時40分から
【場所】旧南口門前(保育所の運動場)

2.今井六斎市
【内容】六斎市は室町・江戸期の時代に毎月6回定期的に開かれた市であり、商人の町、今井町のありし日のにぎわいを感じつつ個性豊かな物品をつくられた出店者、また参加者との心のふれあうコミュニティの場とし、商品の販売、購入だけでなく、ともに遊ぶ市とする。
【時間】午前9時から午後4時まで
【場所】御堂筋
【出店数】総区画数164区画、118店舗
【出展品目】手芸、陶芸、木工、絵画、食品、リサイクル品などの手作り品を中心としたもの、地場産品。

3.茶行列
【意義】今井町とゆかりのある今井宗久は堺で商人として活躍するとともに、茶人としてもその名を残しています。堺市の大仙公園には宗久ゆかりの茶室(現豊田家にありました)黄梅庵として伝えられています。そこで、今井宗久の徳を讃えると共に、お茶の文化を通してその時代に生きた人々の考え方に少し触れていただきたいと願っています。
【内容】今井町にゆかりの今井宗久とお茶をテーマに、その時代の衣装に扮して、今井町を歩きます。呈茶席にてお茶をよばれる。今年も堺から2日間かけて徒歩にて来町。出迎え隊を組織。
【出演人員】午前/午後 各26名 合計52名
【出演者】今井宗久、織田信長、千利休、豊臣秀吉、津田宗及、町衆、十職、付き人、茶摘娘、プラカード
【出発】午前10時と午後2時から 旧南口門

4.わかば会呈茶席
【内容】お抹茶を味わっていただきます。
【場所】今井景観支援センター
【菓子の製作】今井銘菓『宗久』山本鈴音堂
【お茶費】500円
【時間】午前9時から午後4時まで



【5/15~16の両日開催】
1.今井町衆市
【内容】今井町がかつて商都であったことを物語る品々を展示・販売することでこれからの今井町の商いを考えていく。
【時間】午前10時から午後4時30分まで
【場所】順明寺

2.重要文化財及び伝統的建造物の内部公開
【時間】午前9時から午後4時まで
【対象の重要文化財等】
1.今西家2.豊田家3.中橋家4.音村家5.旧米谷家6.河合家7.高木家8.上田家9.丸田家(元吉村家)10.細田家(古地図展示)11.山尾家(有料)12.稱念寺13.華甍(はないらか)14.尾家

3.名工の館 大和の茶道具師
【内容】茶道具6人の先生の作品を展示します。
【出品者】釜屋(川邊庄造氏) 茶筌(久保左文氏) 蒔絵師(西條一斉氏) 染織(竹村沙佳映氏) 赤膚焼(古瀬尭三氏) 木竹工芸師(川鳳嶽氏)
【会場】旧米谷家
【時間】午前9時から午後4時まで

4.名工の館 大和の匠
【内容】伝統の技術を継承している匠たちの技を紹介します。
【出品者】寧楽友禅(橋爪公志氏) 奈良筆実演(田川欽三氏・15日、田川知世氏・16日)
【会場】音村家
【時間】午前9時から午後4時まで

5.大和今井の茶粥
【内容】古くからの伝統食で、飽食の時代の今だからこそ、そして大和の今井でこそ見直してみたい食の一つとして復元しました。茶粥は今井では昔から日常的に食べられていました。お茶に関する色々な取組みの一環として、町家のかまどに火を入れ、見世物にとどまらず、茶粥を再発見したいと思います。
【時間】午前11時、午後12時30分、午後2時
(計3回)※15日は午前11時のみなし。
【場所】今井まちや館
【限定食数】1回40食の15日80食、16日120食、計200食
【茶粥代】700円

6.にない茶屋
【内容】天秤棒で担ぎつつ茶碗一つの商いは茶の出前でございます。
【会場】町内2ヶ所
【時間】午前9時から午後4時まで
【お茶費】有料

7.大和茶紹介
【内容】日本茶発祥の地である大和高原で、「大和今井の茶粥」でも使用しているお茶を自然栽培している大和茶グループによるもてなし。
【時間】午前9時から午後4時まで
【場所】今井まちなみ交流センター 華甍

8.語りの書展
【内容】若林梅香一門による書の展示を通じ、もてなしの心を伝える。
【時間】午前9時から午後4時まで
【場所】今井まちなみ交流センター華甍

9.観光ガイドウォーク
【内容】10人から20人を1グループとして、観光ボランティアガイドが1人ついて、町を案内しながら町並みを散策する。華甍にて、今井町の全体を説明する。
【時間】午前9時から午後3時まで
(各集合所で人数が集まり次第出発)
【集合】「華甍」観光案内所(今井まちなみ交流センター)、蘇武橋観光案内所
、今井小学校駐車場(午前中のみ)

10.スタンプウォーク
【内容】指定文化財の民家など13軒にスタンプを置き、案内地図にスタンプを集めながら町並みを散策する。用紙は華甍、蘇武橋観光案内所、今井小学校、今井まちづくりセンターで配布する。
【時間】午前9時から午後3時まで

11.クイズラリー
【内容】今井の町家に設置されたクイズに答えていただき、正解者から抽選20名に景品を進呈する。
また、着物で来られた方先着150名ずつに粗品を進呈。
【時間】午前9時から午後3時まで
【クイズ設置場所】3ヶ所
【進呈場所】尾家(16日午後3時30分抽選)

このほか、まちかどギャラリー、町並みパネル展、童謡唱歌を歌う会、ギャラリー中井(中井良雄氏の絵画展)、観光案内、ふとん仕立て実演などが行われる。

こんなに盛りだくさんで、賑やかなお祭りである。1300年祭の今年は、せんとくんも登場し、記念撮影もできる。5/15~16は、ぜひ今井町をお訪ねいただきたい。
※トップ写真は第4回古社寺を歩こう会(09.9.12撮影)。他の2点は、若林梅香さん(今井町町並み保存会)のHPより拝借。
http://homepage3.nifty.com/syodou-yamakitiman/

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