昨日、当ブログ記事で、ウェディングドレスで写真を撮らせている中国人カップルのことを紹介したところ、知人のYさんからお電話をいただいた。何でも、中国のお金持ちの間で、大枚をはたいて日本に来て、結婚写真を撮るのがブームになっている、との話だった。静岡で、富士山を背景に同様の写真を撮る例もあり、Yさんは現在、周辺情報を収集中である。
※奈良はこれから八重桜(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/ca216369a7f561359bf2aaef015ebea0
早速私も、昨夜ネットで情報を探してみたところ、中国ニュース通信社「Record China」のサイトに、こんな話が出ていた。ニュース源は「中文導報」の記事である。見出しは《日本で「結婚写真」を撮る富裕層の若者が急増中 「日本庭園で和服」が人気―華字紙2010/02/20》。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=39862
《2010年2月18日、華字紙・中文導報は、中国・上海から個人旅行で「結婚写真」の撮影をしに来日した新婚カップルを紹介した。中国人の結婚には「結婚写真」が欠かせない。何パターンもの衣装に着替え、モデル顔負けのポーズで決める。そして、これを写真集にしたり、巨大に引き伸ばして額におさめ、新居に飾ったりするのが一般的だ》。
《今回来日した上海在住の美美(メイメイ)さん(26)は昨年1月に結婚。だが、多忙のため、まだ肝心の「結婚写真」を撮っていなかった。そんな時、ネット上で偶然見つけたのが、日本の写真専門店が企画した「Love in Japan 日本・東京ウェディングドレスの旅」。旧古河庭園や六義園、埼玉の川口グリーンセンターなどで「結婚写真」を撮るというものだ》。
《写真代など全て込みで、4泊5日で8000元(約10万7000円)。上海では結婚写真を撮るだけで6000元(約8万円)はかかる。美美さんは夫の張力(ジャン・リー)とともに上海支店を訪れ、早速申し込んだ。ツアーを終えた美美さんは、「日本庭園で和服を着て撮った」と満足げ。張さんも「写真を何枚撮って、どんな衣装を着るのか、費用も含めて全て事前に契約書に明記されるので安心」と話していた》。
また「Searchina(サーチナ)」というサイトには《中国人も日本で結婚写真、中国人をターゲットにする写真館も【社会ニュース】 2010/02/23(火) 18:48》という話が出ていた。
《日本政府は中国からの個人旅行者に対する観光ビザの発給を去年の7月から解禁した。このことは、日本政府の国内消費促進策や、観光庁の外国人旅行者1000万人実現計画と大きな関係がある。中国人消費者をターゲットにしているのは日本国内の大小の旅行会社だけではなく、旅行に関わる多くの業界でも国際的なサービスを展開している》。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0223&f=national_0223_042.shtml
《埼玉県川口市の写真映像の専門店、「歓喜(ホァンシー)」では、最近日本で休暇を過ごす中国の若者をターゲットにしている。日本旅行の間に、日本の特色に溢れた結婚写真を撮影するというアイデアは、なかなか新鮮である》。
株式会社ホァンシー(HuanXi 歓喜)のサイト
http://www.cm-bridal.com/
《撮影に当たっては、プロのカメラマン、スタイリスト、ヘアメイクアーティストなど、すべてのサービスが提供される。中国国内の写真館に比べて、日本のスタッフの仕事はたいへん細やかで周到である。撮影をどのように行うか、何枚撮影するか、何着の服を着るか、どのようなメイクをするかなど、すべて事前に書類で契約するので、余計な費用がかかることもなく、中国語を話せるスタッフが対応するので、安心して撮影することができる》。
株式会社ホァンシーの中国語サイト
http://www.huan-xi.net/xw.asp
《結婚写真の撮影は、トータルで約10万円程度である。新鮮なデザインのドレスもいろいろあるが、正式な和服を着て日本庭園で純日本風の気分を味わうのも、若いカップルにとって忘れがたい記念になることだろう。(情報提供:東京流行通訊)》。
一方、日本のウェディング大手は、結婚写真を手がける中国の会社と提携し、リゾート地での挙式事業をスタートさせた。こちらは日経産業新聞(09.9.3付)の記事である。《ワタベ、富裕層を取り込み、中国人向け挙式を展開、個人ビザ解禁受け》。
《ワタベウェディングは2日、婚礼写真の撮影事業を展開する重慶金夫人実業(重慶市)と提携し、中国人向けのリゾートでの挙式事業を始めると発表した。沖縄や北海道のチャペルで挙式サービスを提供する。中国人の個人ビザが7月に解禁されたことに対応し、リゾート挙式需要が高まっている中国人の富裕層を取り込む》。
《重慶金夫人実業は中国に330店舗を持つ。まず月内に沖縄での挙式と結婚写真の撮影をセットにした挙式プランを発売。料金はワタベが提供する日本人向けサービスと同程度になりそう。中国人は挙式よりも婚礼を記念した写真撮影を重視する傾向がある。リゾート挙式は写真の背景が映えるため、富裕層を中心とした中国人の潜在需要が高いと分析。今後、国内のチャペルなどに中国語や英語が話せる専任社員を増員するなどして中国人カップルの受け入れ態勢を整える》。
《2009年度は550組程度の挙式催行を目指す。北海道やバリ、グアムなどにも婚礼プランを拡大する方針。年間婚礼件数が約800万組とも言われる中国市場の取り込みを目指す》。
個人ビザ解禁で、中国のお金持ちが、個人旅行で日本に来る機会が多くなったのだ。もともと中国人は結婚写真を重視するので、若者たちが結婚の前後に日本に来たり、または結婚式そのものを日本で挙げ、写真を撮って持ち帰る。日本は機材も撮影スタッフも秀でているので、安心できる。日本の若者の間でも、最近は式や披露宴より、思い出が長く残るウェディング写真を重視する風潮が出てきているが、中国はその先を行っていたのだ。
智林堂さんのブログ情報によると、すでに08年4月に撮影シーンが目撃されているが、これは個人ビザ解禁(09年7月)を当て込んで、結婚写真の会社がモデルを使ってPR用写真を撮っていたのだろう。いずれにしても、背景画像として、奈良が中国に紹介されることは、とても有り難いことである。奈良公園以外にも、私のお薦めスポットをぜひ紹介したいところだ。
http://chirindo.exblog.jp/7636564/
たまたま見かけた1つのシーンから、思いがけない情報が芋づる式に出てきた。智林堂さん、Yさん、どうも有り難うございました。
※当記事の画像は、すべて株式会社ホァンシーのホームページより拝借。
※奈良はこれから八重桜(当ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/ca216369a7f561359bf2aaef015ebea0
早速私も、昨夜ネットで情報を探してみたところ、中国ニュース通信社「Record China」のサイトに、こんな話が出ていた。ニュース源は「中文導報」の記事である。見出しは《日本で「結婚写真」を撮る富裕層の若者が急増中 「日本庭園で和服」が人気―華字紙2010/02/20》。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=39862
《2010年2月18日、華字紙・中文導報は、中国・上海から個人旅行で「結婚写真」の撮影をしに来日した新婚カップルを紹介した。中国人の結婚には「結婚写真」が欠かせない。何パターンもの衣装に着替え、モデル顔負けのポーズで決める。そして、これを写真集にしたり、巨大に引き伸ばして額におさめ、新居に飾ったりするのが一般的だ》。
《今回来日した上海在住の美美(メイメイ)さん(26)は昨年1月に結婚。だが、多忙のため、まだ肝心の「結婚写真」を撮っていなかった。そんな時、ネット上で偶然見つけたのが、日本の写真専門店が企画した「Love in Japan 日本・東京ウェディングドレスの旅」。旧古河庭園や六義園、埼玉の川口グリーンセンターなどで「結婚写真」を撮るというものだ》。
《写真代など全て込みで、4泊5日で8000元(約10万7000円)。上海では結婚写真を撮るだけで6000元(約8万円)はかかる。美美さんは夫の張力(ジャン・リー)とともに上海支店を訪れ、早速申し込んだ。ツアーを終えた美美さんは、「日本庭園で和服を着て撮った」と満足げ。張さんも「写真を何枚撮って、どんな衣装を着るのか、費用も含めて全て事前に契約書に明記されるので安心」と話していた》。
また「Searchina(サーチナ)」というサイトには《中国人も日本で結婚写真、中国人をターゲットにする写真館も【社会ニュース】 2010/02/23(火) 18:48》という話が出ていた。
《日本政府は中国からの個人旅行者に対する観光ビザの発給を去年の7月から解禁した。このことは、日本政府の国内消費促進策や、観光庁の外国人旅行者1000万人実現計画と大きな関係がある。中国人消費者をターゲットにしているのは日本国内の大小の旅行会社だけではなく、旅行に関わる多くの業界でも国際的なサービスを展開している》。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0223&f=national_0223_042.shtml
《埼玉県川口市の写真映像の専門店、「歓喜(ホァンシー)」では、最近日本で休暇を過ごす中国の若者をターゲットにしている。日本旅行の間に、日本の特色に溢れた結婚写真を撮影するというアイデアは、なかなか新鮮である》。
株式会社ホァンシー(HuanXi 歓喜)のサイト
http://www.cm-bridal.com/
《撮影に当たっては、プロのカメラマン、スタイリスト、ヘアメイクアーティストなど、すべてのサービスが提供される。中国国内の写真館に比べて、日本のスタッフの仕事はたいへん細やかで周到である。撮影をどのように行うか、何枚撮影するか、何着の服を着るか、どのようなメイクをするかなど、すべて事前に書類で契約するので、余計な費用がかかることもなく、中国語を話せるスタッフが対応するので、安心して撮影することができる》。
株式会社ホァンシーの中国語サイト
http://www.huan-xi.net/xw.asp
《結婚写真の撮影は、トータルで約10万円程度である。新鮮なデザインのドレスもいろいろあるが、正式な和服を着て日本庭園で純日本風の気分を味わうのも、若いカップルにとって忘れがたい記念になることだろう。(情報提供:東京流行通訊)》。
一方、日本のウェディング大手は、結婚写真を手がける中国の会社と提携し、リゾート地での挙式事業をスタートさせた。こちらは日経産業新聞(09.9.3付)の記事である。《ワタベ、富裕層を取り込み、中国人向け挙式を展開、個人ビザ解禁受け》。
《ワタベウェディングは2日、婚礼写真の撮影事業を展開する重慶金夫人実業(重慶市)と提携し、中国人向けのリゾートでの挙式事業を始めると発表した。沖縄や北海道のチャペルで挙式サービスを提供する。中国人の個人ビザが7月に解禁されたことに対応し、リゾート挙式需要が高まっている中国人の富裕層を取り込む》。
《重慶金夫人実業は中国に330店舗を持つ。まず月内に沖縄での挙式と結婚写真の撮影をセットにした挙式プランを発売。料金はワタベが提供する日本人向けサービスと同程度になりそう。中国人は挙式よりも婚礼を記念した写真撮影を重視する傾向がある。リゾート挙式は写真の背景が映えるため、富裕層を中心とした中国人の潜在需要が高いと分析。今後、国内のチャペルなどに中国語や英語が話せる専任社員を増員するなどして中国人カップルの受け入れ態勢を整える》。
《2009年度は550組程度の挙式催行を目指す。北海道やバリ、グアムなどにも婚礼プランを拡大する方針。年間婚礼件数が約800万組とも言われる中国市場の取り込みを目指す》。
個人ビザ解禁で、中国のお金持ちが、個人旅行で日本に来る機会が多くなったのだ。もともと中国人は結婚写真を重視するので、若者たちが結婚の前後に日本に来たり、または結婚式そのものを日本で挙げ、写真を撮って持ち帰る。日本は機材も撮影スタッフも秀でているので、安心できる。日本の若者の間でも、最近は式や披露宴より、思い出が長く残るウェディング写真を重視する風潮が出てきているが、中国はその先を行っていたのだ。
智林堂さんのブログ情報によると、すでに08年4月に撮影シーンが目撃されているが、これは個人ビザ解禁(09年7月)を当て込んで、結婚写真の会社がモデルを使ってPR用写真を撮っていたのだろう。いずれにしても、背景画像として、奈良が中国に紹介されることは、とても有り難いことである。奈良公園以外にも、私のお薦めスポットをぜひ紹介したいところだ。
http://chirindo.exblog.jp/7636564/
たまたま見かけた1つのシーンから、思いがけない情報が芋づる式に出てきた。智林堂さん、Yさん、どうも有り難うございました。
※当記事の画像は、すべて株式会社ホァンシーのホームページより拝借。