藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」 本末転倒大阪市教委

2013-01-15 20:35:24 | 社会・経済

当分の間、大阪市立桜宮高校の事件は「憂う」のを止めて、見守ろうと思っていた。が、心の片隅にある心配を持っていた。それは、バスケット部と、バレー部の休部である。そこに属していた部員、生徒が不祥事を犯し、尚且つその不祥事に他の部員も関与していたのなら知らず、指導者側の一方的な犯罪に近い不祥事で、なぜその巻き添えを生徒が負わねばならないのか、私には理解できないからである。

すると、廃部も含めた検討を行うため、休部させると大阪市教委発表した。本末転倒の処断である。

第一に大阪市教委の対応の遅さには、呆れ果てる。第二にたの教職員から何らかの行動があってしかるべきであるが、他人のした事がごとき態度にしか外部からは見えない。そのことが今回の事件の根底に存在する問題なのではないだろうか。

今一番に必要なのは、在校生全員に対する教師の、真摯な反省の態度表明と思われるが、一般社会の皆さんはいかが感じられるであろうか。

過去に広島市教委と、いじめ問題や人権問題、クラブ活動での、強制的寄付金集め、体罰等々で、渡り合ってきた私から見ると、この事件は、バスケットボール部やバレーボール部がそこにあったから事件が起きたと、市教委は、思っているらしい。そうではないのだ。そこに存在した、大阪市が採用した教員がおり、彼れが起こした事件なのである。橋下大阪市長の「学校と、市教委、大阪市の責任です。」と語り生徒の責任とは、一言とは語っていない。

大阪市教委は本質がどこに存在するのか、全く理解していない。代わりの教員を早急に派遣し、生徒の心のケアーと合わせて、早急な手当てを行うべきなのです。

校長以下当事者は、教育委員会の管理下に置き、当面学校教育部長が校長を兼任すればよい。其れくらいの気概を表して欲しいものである。

日本バスケットボール協会にもお願いしたい。決してこの子供たちの、対外試合を禁止しないで欲しい。もしそれを行ったとき、子供たちは必ずや思うであろう。「世の大人は信用できない。」と。

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深山 霞の「霞的心」 高校生の死に寄せて

2013-01-13 19:35:56 | 社会・経済

橋下市長、遺族に謝罪 高2自殺、体罰「認識甘すぎた」
2013年1月12日(土)23:14  朝日新聞記事より

 大阪市立桜宮(さくらのみや)高校バスケットボール部主将の2年男子生徒(17)が顧問の男性教諭(47)の体罰を受けた翌日に自殺した問題で、橋下徹大阪市長は12日午後、生徒の遺族宅を訪れ謝罪した。橋下市長は「口で言って聞かなければ手を出すときもある」などと発言してきたが、両親と兄との2時間以上の面会後、「自分の認識は甘すぎた」と述べた。

 橋下市長は「学校、市教委、市に百%責任がある」と謝罪し、遺族の了解を得て生徒の遺書を読んだという。面会後、市長は「最後の言葉をつづる姿を想像するだけでたえられない」と涙ぐんだ。

 学生時代はラグビー部員だった橋下市長は「スポーツの指導で頭をたたかれたり、尻を蹴られることは普通にあると思っていた」。だが自殺に至る経緯を両親から聞き、認識が甘かったと気づいたという。「顧問と生徒は絶対的な上下関係。そういう状況の中で厳しい指導を認めると、こういうことになってしまう。むしろ厳格に暴力は排除しなければ」

この文章は、朝日新聞のホームページ上に掲載されたものだ。

橋下大阪市長も、やっと事態の重要性に気付き行政の全面的責任を認めた。

しかし私は、今回の事件の本当の姿は、もっと違ったところが原因ではないかと当初から疑っている。その疑いを持たせる行動が、OBの一部にある顧問教師の処分の軽減を求める嘆願書の署名集めだ。

それにキャプテンが、選挙によって選ばれたと言う事である。そうした情報を勘案した結論が、本当の事件の姿であろうと思われるが、証拠のないことをここに書くと、名誉毀損になるので書かずにおく。ただ現在の情報から言えることは、顧問教師にはこのキャプテンは、気に入らなかったということだ。

後は皆様の推察にお任せする。

他の市町村も、他山の石とせず、早急な再点検をされたい。私の住む広島市においても同じである。いつ同じ事件が発生してもおかしくない。

政令指定都市制度の下、教員採用が都道府県の専権事項から外れ、政令指定都市や、中核都市にも認められたため、人事異動の硬直化を招いている。いっそ教員の採用権限を国に一本化したほうが良いのかもしれない。その方が教員の質の確保と地方議員からの圧力を排除できる。

これを機に文部科学大臣様お考え下さい。

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深山 霞の「霞的心」

2013-01-13 05:37:58 | 社会・経済

スポーツ少年団の弊害を「憂う」 ついでに 「大阪市長」の力量を「憂う」

嘗てベビーブームの時代、子供たちの非行防止を目的に「スポーツ少年団」が各地に誕生した。その先鞭をつけたのが、「リトルリーグ」である。それは、「巨人の星」の漫画に多大な影響を受けて、「スポ根」ブームを起こした。

嘗て、読売巨人軍を幾度も優勝に導いた桑田真澄選手は、取材に対して「暴力は選手の才能を摘み取る事があっても、伸ばす事はない。」と明言している。

また、「10人いれば10通りの指導方法が必要である。 それが出来るのが指導者だ。」とも語っている。その話の中で、中学校時代の指導者のことを回顧し、思い出したくもなきがごとく語っている。当時、どんなに疲れても喉が渇いても水分補給をすることはスタミナをなくすると禁止され、水道の蛇口は全て針金で縛ってあったそうである。我慢できず、小便器の洗い流す水を飲んだそうだ。PL学園時代は天国だったそうである。よほど桑田選手に合った指導を受けたのだろう。素晴らしい才能を持った子供が、自らの指導で伸びていくか、あたら才能を枯らしてしまうか指導者の選手以上の研究と鍛錬を望んでやまないと語っている。

なぜならば、貴方達は指導者という名誉を与えられて、その職に就いているのだからである。まして、中学校や、高等学校の指導者であるならば、報酬まで受けているのである。貴方達は、プロという名の指導者なのである。

さて話を「スポーツ少年団」に戻そうと思っていた矢先、深夜のニュスで大阪市立桜宮高校 佐藤芳弘校長は、バレー部の指導者が体罰による、3ヶ月の停職処分後も体罰を行っていた事実を隠していたことが判明したと報じた。再び処分を受けると、さらに重い処分になると予想されたので指導者を守るため、隠したと発言しているが、果たして真実はそうだろうか。私は違うと思う。管理責任者である、佐藤芳弘校長貴方にも、処分が及ぶと考えたから隠したのでしょう。その時隠さなければ、今回の事件は防げたのです。一人の若者の命が救えたのです。

校長、あなたは自ら加害者になったのです。

佐藤芳弘校長、あなたは何故自ら自宅謹慎しないのですか。最高責任者が自らの手で、事件を隠蔽しようとしているとしか誰にも見えないことさえ、感じることができない人間になっているのですか。

大阪橋下市長、貴方は大阪市長なのです。安倍総理と会談する時間があるなら、校長以下の処分を早急に行い、第三者による事故解明調査チームを作り、大阪市民いや日本国民に対し、納得できる報告をすることが職務ではないのですか。

国家機関のように、有能な人材が各部署に、各段階に配置されては居ないのが、大阪市なのです。今回の問題はもはや教育委員会で、解決できる範囲を超えてきたのです。教育長の「懲罰」までをも含めた問題に発展してきた事は、市長が一番感じているはずです。もし感じていないならば、貴方は大阪市長としていや弁護士として人間として失格です。

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深山 霞の「霞的心」

2013-01-12 00:03:41 | インポート

高校教育現場の荒廃を「憂う」

大阪市立桜宮高校事件は、起こるべくして起きた事件であることが見えてきた。

といっても、私的にである。昨日早朝から、病院に出かけた。どうも奥様の「風邪」が私に取り付いたようである。下痢、頭痛、嚔、インフルエンザではなかったが、診察を待つ間、新聞や週刊誌を片っ端から読んでみた。

大阪市立桜宮高校事件の部分だけ拾い読みしたのだ。この事件は18年前まで遡らなければならないことに気がついた。

戦後の第二次ベビーブームがもたらした、教育の荒廃の一部である事に気付いた。当時の文部省は、高校入試浪人問題を解決するために、公立高校の大増設を行った。その結果、ベビーブームの去った後、国内の経済情勢の悪化と、経済の空洞化が起こり、「より高学歴の者だけが職にありつける」という現象を引き起こし、そうした中で発生したのが、高等学校専科制度である。元来専科は、大学教育の場で行われてきたものを、高等学校にも適用したのだ。その結果、体育学部や、美術学部等の学部を持つ高等学校が出現した。これ自体に問題があるわけではない。「広島商業高等学校」の様に戦前から存在していたし、むしろそのことにより、学業中心主義から、全人主義と呼べば良いかは別として、全ての子供に、より専門的高等教育を受ける機会均等をもたらしたことは事実である。

問題は、体育系の学校にだけ発生する特殊な問題があるのだ。あなたの子供が、春、夏と連続して甲子園へ出場することになったら、父兄の一員として、どれくらいの寄付金を集めなければならないかご存知であろうか。あなたのお子さんの学校が近畿一円であれば、少額で済むが、仮に広島であるとすると3000万円の寄付金を集めねばならない。一二回戦で敗北すればのことで、勝ち進めば進む程、大きな金額になる。それはどこから集めるのか。同窓会やPTAが総出でかき集める。私立は楽である。学校経営上、常にそうした事態を予測して、同窓会やPTAの規約の中に普段から積み立てておくようにしている。公立高校のPTAでは、そのようなことはできない。ただしOB会や同窓会はできる。ここに問題が発生するのだ。

今回、392人の事件説明会に出席した人間の発言が、TVや新聞で報道されるのを見ると、OBは体罰に対し許容する傾向が強い。中には「自分たちの時代はもっと厳しかった。一時的批判で今のやり方を変えるべきでない。」と、発言する人間まで存在することが判明した。何故にこのような発言が飛び出すのか、普通の人間では考えられない発言であることを、本人が気付いていないのである。一人の人間の命が失われたのに。

実はこの発言は、個人的発言ではなくOBとして、このバスケット部の遠征費や全国大会出場時に、寄付金集めに奔走したから出てくるのだ。つまり、これまでの方針を否定されることは、自分を否定されることに成るからである。また得てしてこういう人物は、世話好きでお人好しで、町内会などの世話も良くする人が多い。そうなると地元市議会議員などと親しくなり、学校現場の人事までをもそうした議員を使い介入するようになる。だから一人の指導者が18年もの長きにわたり、同じ学校に存在し続けたのだ。

こうしたことは、議員と親しく接している私などは、手に取るように見えてくる。私が最も自戒している部分である。

大阪橋元市長が「考えられない人事だ、18年間も同じ人間が同じ学校にいたことは考えられない。学校の人事権も市長が持てる議案を提出する。」と息巻いていたがこれ又、的外れな発想である。市長が人事権を持てば解決できる問題ではない事に気付いていない。問題なのは、全国大会に出ることが、如何に「お金」が必要であるのかなのだ。

バブル華やかりし時期、それまで禁止されていた中学校の、全国大会が解禁された。今度は同じような事件が、中学校で発生すると予言しておく。その根拠は、広島市内の一部の学校で、既にOB会が作られ、全国大会出場時のための積立金や、PTAに対する協力要請に、困惑しているとの話が私の耳に入ってきているからである。

そのシステムについては、近々皆さんに詳しくご説明したい。これは広島だけのことではないのです。

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深山 霞の「霞的心」

2013-01-11 02:55:56 | インポート

私は、小沢昭一の真似をして表題をつけたのではない。彼の死を知ったのは、1月の5日の日である。私は彼をプロと呼べる人間として尊敬していた。彼の他には、立川談志、古今亭志ん朝。プロ野球では、稲尾、張本、金田、の三人以外にはいない。イチロウはファンでわあるが、尊敬はしていない。

さて話を戻し、「憂う」について書かなければばらない。

ここまで来たら、徹底的に憂いてみることにした。大阪市立桜宮高校のホームページを閲覧して気づいた。スポーツで全国的に活躍してきたのに、東京六大学をはじめとする、スポーツ強豪校に誰も進学していない。そこで私は冷静に考えてみた。

私がスポーツ強豪大学のコーチや、監督であったら、やはり推薦があってもご遠慮願う。個々の選手に染み付いた垢を落とすのに三年かかる。なぜならば高校三年間の間に染み付いた癖や考え方を直し、教え導くには同じ年数が必要だ。才能に満ち溢れていても、1年生から活躍してくれなくては困る大学は、そうした選手はいらない。

かつて私は、縁あって広島カープの元エース、安仁屋宗八氏の隣の家を立て替えた。迷惑をかけるので挨拶に伺い、話が弾み最後には持参した日本酒の栓を開け、宴会になってしまった。その時広島カープの裏話をいろいろ聞いた中に、広島カープがなぜに若手選手の育成の巧さが、プロ野球界に鳴り響いたのかの理由を聞いた。

カープも即戦力の選手はもちろん欲しい。貧乏球団であるから借金をしてでも手に入れたい。しかし、ドラフト制度はそうはさせてくれない。ではどうするか。スカウトや、OBの出番である。日本全国にOBは存在する。その情報によりスカウトが自らの目で確かめ、3年後に一軍で活躍できる才能を持った選手を探していく。

3年間の寮生活の中で、高校時代の垢をすべて取り除き、大人としての教育つまりプロ選手としての人間教育をするのだそうである。そうした選手の中から、阪神の金本、新井選手や、大りーがーの黒田春樹などが育っていったのである。

そのことを思い出し今一度、桜宮高校のホームページを見てみると、いた。プロ野球には十人を超える卒業生が存在した。

この事は何を物語るのか、皆さんと一緒に考えてみたい。この学校に集まったスポーツ系の生徒はそれぞれに才能があるのだ。あたらその才能を潰してしまっているのではなかろうか。その結果が、暴行事件であり、有望な才能を持ちながら活躍できる場を失ってきたのでなないだろくかという事である。

この学校は、すべての組織のあり方から、抜本的に再構築しない限り、あたら有能な若者をただの人間にしてしまう。教育機関ではなく、教員救済機関に成り下がたものを立て直すのは、余程の人物でなければ出来ないであろう。

これからこの学校は、十年間の低迷期を迎えると考えたほうが良い。もしそれを打ち破ることができたとすると、生徒の中に素晴らしい能力を持ったものが現れ、生徒が一丸となって、学校改革をおこなった時である。

私はそうなって欲しいと念じている。

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