goo blog サービス終了のお知らせ 

 藤森照幸的「心」(最年少被爆者、アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

将に秋時雨

2019-10-02 07:37:11 | 日記・エッセイ・コラム

 気候が一変した。 気温22℃、小雨。 将に秋時雨という状況だろう。 やっと涼しさを覚えた。 昨夜は一睡もできなかったが、此の涼しさで救われている。 今朝は早くから奥様が、キーボードが入力したい文字を入れてくれないと、訴えてきた。 Num Lockキーを叩いたが何の変化もない。 電池切れなのだ。 昔の様にキーボードは電池などいらぬ者とお思いのようだ。 コードレスにしてあることも気が付いていない。 WIN10にする為に新しくPCを入れたのだが、色々なセッティングは自分がしていないので、チンプンカンプンなのだ。 将に私は、一使用人でしかないのである。 世の中、機械音痴と呼ばれる人も多いいのだから仕方がない。 とばかり言っては居れない気がしている。 来春には75歳となる私が、何時までこの世にいることが可能なのか、ゆっくり考えてみて欲しいのだが。 少しでも自分で出来るようにしておかないと困るのは貴方なのですよ、と言うと御機嫌を損ねるので控えている。 とは言っても、人間は困ると出来るようになるそうだ。 そうあって欲しいと、希望的感想を持っている。 


不眠

2019-10-02 03:56:31 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜は何故か眠れなかった。 仕方なく本を読んで過ごした。 何方かのブログ写真に載っていた本である。 

       

  一度読んだが、いま一度読み返そうと枕元に置いていた。 意味深な内容であるが、かと言って暗い話ではない。 と言っても、子供のいない夫婦の夫が先立つ話である。 その夫の両親や夫の愛人らしき人間や、一人の人間の死で、今まで見えてこなかった人間の相関関係が浮き彫りになって来るという話なのだ。 この話の結論は、死んだ主人との婚姻関係を解消するという方法で、入り組んだ人間関係を見事に清算する話である。 この本を読みながら、同級生の事を思い出した。 古希になるまで独身を貫いたが、同い年の女性と(彼女もまた独身を貫いた一人)、古希の誕生日を迎えるに当たり入籍したのだ。 お互いに、天涯孤独な状態での結婚は、残ったものがその財産を自由に使って、最後の清算をするという約束の元、成り立っているのだ。 彼は大阪大学工学部卒、彼女は東京大学国文科卒。 二人とも一人っ子である。 尤も、同級生の男の方は、東大法学部卒のお兄さんがいるが、元広島市長の一人娘と結婚して、そちらの籍に入ってしまった。 それにしても、互いの境遇がこんな結婚を引き出してきたのだ。 その結婚生活は、お互い干渉せず、自由にして良いそうだが、やり過ぎると非難されるそうだ。 その一つが、広い敷地の自宅の庭で作る野菜をめぐっての喧嘩だそうだ。 二人で食べる量は知れているが、どうしても多めに作ってしまう。 その処分役が奥さんに行ってしまうそうだ。 つまり、奥さんの人間関係の人々にお裾分けという事なのだ。 「押し付けられた人達の事を考えて作れ」と叱られるそうである。 以前、夫婦喧嘩も、老後の生活の活力源になれば良いではないかと慰めておいたが、今回の台風で連絡できなくなっている。 心配ではあるが、携帯にまで電話するのも・・・と控えている。 因みに彼らの住まいは、千葉県のど真ん中なのだ。