図形曼荼羅好きな方 (^O^)/

ラピスラズリの蒼とトルコブルーの重なりに魅かれます。色と形は何かを現わすような気がします。

中秋の名月と満月

2017-10-06 18:29:30 | 日記



太陰暦は一年が354日であり太陽暦と比べると11日短い

3年で1カ月ずれるため閏月をいれる

太陽太陰暦(旧暦)である十五夜は

今年は5月に閏月が入ったため2日早く

1/3くらいしか中秋の名月が満月に重ならないようです


今年は、太陽の律動と月の律動の差が大きい年



紀元前2000年頃、バビロニア人が19年に7回閏月を暦に入れるメトン周期を使用し

現在に至っている

それ以前は天体を観測することで暦を作っていた

夏至、冬至、春分、秋分と太陰暦の違いを観測していたようです



ウィキペディアでは

バビロンではメトン周期を用いる以前は、黄道12宮を用いて太陽の位置を計算し閏月を入れていた

書経(しょきょう)または尚書(しょうしょ)は、政治史・政教を記した中国最古の歴史書。堯舜から夏・殷・周の帝王の言行録

『書経』の「堯典」には伝説の帝堯が、四方の神ともいわれる義氏と和氏に対して、日の長さと星の見える時期により、暦を定め国土を治めるよう命じたとされている。
その暦に関わる箇所のみ抜き出せば以下の通りである。

• 日中、星鳥、以殷仲春(昼と夜が同じ長さで、「鳥」の星が夕暮れの空に見えたら「春分」の日とせよ)
• 日永、星火、以正仲夏(日が長く、「火」の星が空に見えたら「夏至」の日とせよ)
• 宵中、星虚、以殷仲秋(夜と昼が同じ長さで、「虚」の星が見えたら「秋分」の日とせよ)
• 日短、星昴、以正仲冬(日が短く、「昴」の星が見えたら「冬至」の日とせよ)
• 朞三百有六旬有六日、以閏月定四時、成歲(一年の日数を三百六十六日とし、閏月を入れて暦が四季と合うように定めよ)


古代において星を観測することが生活と結びついていたことがわかります



冒頭のミュシャ 黄道12宮 

女性に黄道12宮を重ねることで神秘性を与えているように見えます




ピラミッドやストーンサークル、巨石神殿に刻まれる冬至、夏至、春分、秋分

日、月、星を感性としてとらえ天子が国を治める

個の利害で動く今の時代とは異なる自然の魂に生きる感性





平均気温が目だって上昇し温暖化が騒がれた頃は、閏月が夏に入っていました

今年は、閏月5月の雨水が示す洪水の年



雨水といえば龍神様

黒潮が大きく蛇行しているのは

火と水を交ぜる龍神が大きく動いているように見え

秋に進み行く中、寒暖の大きな変化をささやいているよう



そんな連想が産まれます





123の数字が並ぶ霜降の日10月23日

縄文の天体を観測した遺跡がある岩屋岩陰(金山)遺跡を訪ねる予定

自然の感性が産まれるかどうか楽しみにしています。


秋分の日 縄文遺跡回りのコメントでふれた埼玉の展示は、予定が変更になるかもしれません




コメント
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