てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

「学び」の本質

2007年02月19日 | 気になる言葉
2/19毎日新聞コラム「学校と私」(脳科学者・茂木健一郎さん)

「答えが決まっていることを、どのくらい早く分かるようになるかというのは「学び」の本質ではない」
「知識の本質は『開放性』だと思います。それは、何をどこまで学んでも必ずその先はあるということ」


という論旨に、共感!

「日本の教育がもたらした弊害の一つは、希望の学校に入れなかった多くの人たちが、学びに対して大きなトラウマを抱えているということ」

試験で振り落とされることは、「学歴」だけでなく「学び」についてもトラウマになるんですね。
それはつまらないことだよなあ。
「学歴」は変えられないけど、「学ぶこと」は生涯続けることができるのに、その楽しさを味わえないなんて。

  「Learn as if you will live forever, Live as if you will die tomorrow.
  (永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きろ)」マハトマ・ガンジー


一応これでも受験生の親なので、
つい「模試の点数」とか「偏差値」とか、子どもに問いつめてしまうのだけど
できるだけ「それがすべてじゃないのよ」というニュアンスを醸し出そうと
日夜努力しているのです。


さて同日の「ほぼ日」ダーリンコラムでも
<面接試験の傾向と対策とつまらなさ>というタイトルで
「受験用の傾向と対策に必死になる受験生たちは、
なにかものすごくムダなことに自分を賭けているのではないか」と語っていて
それはやっぱり、「学び」の本質を勘違いしているために
起こってしまうことなのかな、などと思ったりしたのだ。




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2 コメント

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まったく。 (きんぴら店長)
2007-02-21 10:12:29
この新聞のコラムは我が家でも克子さんが大きな声で呼んで、子供も交えてちょっと討論した話題でした。
全くその通りであると同時に、早く正確に答えを出しなさいと言う受験問題の本質や現実があると言う事は実際には無視できませんし、割り切れませんよね。
そればかりで小さい時から親までも子供に期待を欠けたりやらせてしまうと、受験失敗と言う事がトラウマに繋がってしまうのでしょうね。
きっとてくてくのお子さんもうちの子供達もそんなトラウマにはならないでしょう。
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Unknown (tama)
2007-02-21 16:54:15
きんぴらさん、親子で話題にできたなんて、いいですね~~♪

「早く正確に答えを出す」ことに慣れてしまうと
どんな「問い」にも「答え」があって当たり前になってしまう。
自分で考えたり感じたりしながら
見えない答えを導き出すことから遠ざかってしまうんじゃないかな~という気がします。
今の受験・試験は、そういう、いわば「生きる力」を見るためのものじゃないですね。
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