てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

最近の読書

2006年06月30日 | 本棚
少し前からの歴史熱がいまだ冷めません。

「日本の歴史〈20〉明治維新」
を読んだあと、さかのぼって
「日本の歴史〈19〉開国と攘夷」
幕末は、人物伝を読んだだけでは、全体が見えない。
同時期に、日本のあちこちで、同時多発的にいろんなことが起こっていて
それらが絡み合ってくんずほぐれつ、七転八倒、もんどりうって苦しんだ時代。
トータルに見るとそのダイナミクスに、あらためて歴史の奇跡を感じる。

そして、「日本の歴史〈21〉近代国家の出発」を、今読んでいるところ。
幕末から親しんだ名前が少しずつ消えていく中で、榎本武揚の遍歴に複雑な思いを抱きつつ。

ちょうど同じ頃…明治10年~20年頃のことを
「静かな大地」日露戦争物語―天気晴朗ナレドモ浪高シ (第3巻) で読んでいて、、
小説、コミックの違いはあれ、それぞれの登場人物の背景の理解がすすむと
一層おもしろくなっていくから…、
なかなか深みにはまっていってしまうのですね。

何かの付録についてきた、幕末江戸の地図も合わせ持って読んでいると、さらに臨場感があって
今度は、地図もいろいろ欲しくなってきてしまうのさ。

ところで、最近、落語のテープをたくさんもらったので、
クルマの中でずーっと聴いているのですが、これが、ほとんど桂米朝のもの。
大阪の古い噺ばっかりなのだが、これまた江戸時代の情緒ある噺で
地名が出てくると、つい地図で調べたくなる。
運転中なので、それがとっさにできなくて、結局全然調べてないんだけど。



戦いすんで日が暮れて

2006年06月27日 | 近辺
1勝もできないだろうことは、想定内だったけど
あんなにヒドイ試合内容になるとは…。
日本のよくないところばっかり露出した感じだった。
だからといって、いいところを出せれば勝てたか?っていうと
そういうわけではなかっただろう、と
決勝トーナメントを見ると思わざるをえないなあ。

オブラートに包んだような論評が多い中で
元川悦子さんは、ずばっと、ジーコと協会の責任だ、と言い切っていたね。
長年、日本サッカーを見続けていた人が言うことだけに、重いなあ。
素人にはわからないことですけどね…。

さて、てくてくではティタイムに次期監督オシムの話題が。
オシムってどこの国の人?と聞けば、すかさず地図帳が出てくる。
古い地図帳なので、まだ国名がユーゴスラビアになっている。
あらためて、今回出場している国を地図で調べてみた。
ヨーロッパの国々の位置関係って、知っているようで、結構知らないもんだ。
何度見ても覚えない…。
でも、見るたびに新鮮な驚きがあって、やっぱり地図を見るのはおもしろいのだ。




終わりが始まりであること

2006年06月11日 | 近辺

週末に行われる中体連は、中3の息子にとっては引退前の最後の大きな試合で
しかも、かのサッカー部は人数がぎりぎりの11人しかいない。
ひとりでもケガをするわけにはいかないという状況なのに
2週間ほど前から足が痛いと言い出した。
整骨院に行ったら疲労蓄積だ、
このままでは疲労骨折もありうるから走ってはいけないと言われるが
最後の試合だから無理をしてでも出たい。
いや出ないわけにはいかないわけだから何とかしてほしいと
ぎりぎりになって鍼灸院にかけこんで、
この1週間は毎夜のように、治療、テーピングを施してもらい、
本番を迎えることとなった。

初日は2試合あるうちの1試合を勝てれば1次予選突破ということで
なにしろ繰り返すが11人しかいないチームだ。
しかも2年生の時は8人しかいなかった。
正直、ちゃんとした練習は望むべくもなし。
それでも今度は11人いるのだから
今回の中体連は1勝が目標でもあり、悲願でもあった。

そして初戦、
相手チームはベンチにもたっぷり人数がいるし、
ピッチ外からは下級生たちの応援の声が響く中
わがチームはきっちり勝ちあがった。

翌日のトーナメントでは、
ここまで来たからには上に行きたい、との思いもあったが
なにしろしつこいようだが交代要員がいないチームで
ずっとやってきたメンバーはすでにみんなからだがぼろぼろ満身創痍…。

…いや、それでもよくここまでやってきた、と
肩を落とす選手たちを拍手で迎えた。
彼らの中学サッカー生活もひとつの終止符を迎えた。

ふと気づいたら、ドイツではワールドカップが開幕していた。

4年前、日韓ワールドカップを観て、息子はサッカーに目覚めたのだった。
以来サッカーにどっぷりはまり、はまり込むと一途な性格で
中学に入学するや、友達を強烈に勧誘した。
そのほとんどがサッカー初心者で、つまりうちのチームの半分がそうなのだが
彼らがサッカーを始めることになったそもそもをたどれば、
4年前の日韓ワールドカップで息子がサッカーに出会ったことなのだった。

そんな4年前を、彼らはどう振り返るだろうか…?などと
感慨にふけりたがるのは大人の癖だけど、つい、思ってしまう。
いつか彼らも振り返ることがあるかもしれない、と。
日韓で始まって、ドイツで終わったひとつの物語のことを…