てくてく日々是雑感

こんにちは。てくてくねっとの たま です。
日々のあれこれをつづります。

お香

2009年01月19日 | きもの
年末に片づけをしていたら、
だいぶ前に買ったインド香が出てきました。
香りモノが好きで、お香やエッセンシャルオイルなど、ちょこちょこ買うのだけど
使い切らずに残ってしまって、そのまま部屋のあちこちに埋もれてしまっていたわけ。

なかなか使う機会がなかったのよね。
お香は煙るし、火の始末が気になるし。食事をする居間では使えないし。

で、ひらめいた。
そうだ、きものを着るときに、焚いてみよう。

毎朝の着付けに正味20分。短いお香なら、ちょうどいい位の時間。
ひとりで黙々と着付ける、その時間に、香りも楽しもう。
きものにうっすら香りが残れば、それもいいし。
ふふ、優雅よのう。

平安時代に貴族がお香を好んで使ったのは
消臭やきものの防腐、カビ防止などの効用もあったとか。

そういうことなら、お香本来の使い方をしてるのかもしれないねえ。

インド香も、やわらかい香りのものなら、いい感じだけど
今度は和のお香も試してみようかな。



お太鼓

2009年01月17日 | きもの
なんてこった。
2時間ほど練習したら、お太鼓が結べるようになってしまった。
きれいに手早く、は、まだ無理だけど、手順だけは、どうにか覚えたぞ。

1ヶ月くらい前に一度チャレンジしたときは、全然、できなかった。
5冊くらい本を調べて、DVDも見たけど、
本によってそれぞれ全然、やり方が違うもんだから
わけわからなくなって、あーでもない、こーでもない、と四苦八苦したのだ。

それが、今回チャレンジしたら、すんなり、できるようになってしまったではないか。
どういうわけだろうね、これは。

今回は、大久保信子さんの本笹島寿美さんの本を並べ
わからないところは、それぞれの本の解説を見比べ補いながら試してみた。
でも、一番役に立ったのは、映画『流れる』]の中で
置屋の主人役の山田五十鈴がしゅるっと帯を締める場面だったと思う。
教本では、何本も仮紐を使ったり、ピンチを使ったりする方法が載っていて
そういうのは面倒だなあ、と思っていたので
仮紐なんか使わず、帯をたぐって押さえて結ぶ、山田五十鈴の動作がかっこよくて
こんなにシンプルな動きでいいのか、とちょっとびっくりしたのだ。
私は難しく考えすぎていたのだなあ。
その山田五十鈴の動作がイメージとして頭の中に入っていたので
今回のチャレンジは、スムーズにいったのではないか、と思う。
やっぱり、教本と実地とは、違うのだよ。

やってみると、お太鼓は面白い。
それに、意外と背中への負担が少ない。
お太鼓は椅子の背や車のシートで邪魔になる、半巾のほうがラクだ、
という思い込みも解消された。

さあ、困った。
名古屋帯は1本しか持ってないのよ。
欲しくなっちゃうじゃないですか。




下駄

2009年01月16日 | きもの
ここ数日、雪が降って積もって、道も凍って溶けて
つるつるだったり、ぐちゃぐちゃだったりする。

足袋ソックス重ねばきに、下駄を履いて
雪の中に足を突っ込んだら、さすがに冷たかった…。
通勤の30分を歩くには、つま先にカバーがある下駄が欲しい。

きものを着始めた頃、草履をはいていたのだけど
くせになっている足首の捻挫が再発し、腰まで痛くなってしまった。
それで下駄に切り替えたら、これが調子いい。
軽いし、地面をしっかり踏んだ感触が安定感があるし。
安売りとせんで460円。お買得。





お正月

2009年01月07日 | Weblog
きものを着ていると、なんとなく身のまわりも、
きものに合うものを置いたり、きものが似合う設えにしたくなります。
好きで集めていた和もの雑貨や布なども、
現代の暮らしでは違和感があって、なかなか上手に使えなかったものが、
しっくりと馴染みます。
自然と、和風の暮らし向きになっていきます。

お正月は、伸子さんがお茶をたててくれました。
実家では裏千家、嫁ぎ先では有楽流をやったらしいけど
「もう忘れちゃったよ」
とか言いつつ、道具だけはあるので、一応それなりに。

かつて“信州の小京都”と呼ばれていた南信州では、
お茶と和菓子の文化が伝えられてきたとのこと。
和菓子屋さんもたくさんあります。
今年は、初めてお正月の和菓子を買ってみました。

ゆっくりとお茶をたてて、味わって。
例年と違い、落ち着いた心あらたまるお正月でした。