童謡「月の砂漠」唄った川田孝子さんが亡くなった。この人や姉の川田正子さん、小鳩くるみさんの童謡を聴いて育った世代である。感謝を籠めて、ご冥福をお祈りしたい。
この曲の作曲者「佐々木すぐる」が、私が通った小学校【浜松市立元城小学校】の校歌の作曲者であったことを知ったのは、20年近く前の還暦の頃だった。それまでに、その事実を誰かに告げられたことは唯の一度もなかった。※「前エントリー月の砂漠」ご参照下さい。
大正から昭和へ、世は軍国主義に向かう時代、この曲の曲調は2拍子の軍歌そのもの、それとアンバランスな歌詞(加藤まさを作詞)の組み合わせの妙・・・
軍の当局とそれに忖度する教育機関からは睨まれていたのではなかったかと推測する。およそ戦争と対極にある世界を詠っていて、反戦歌と聴く人もいたことだろう。
それが敗戦後も、尾を曳いていたのだろうか?佐々木氏が教鞭を執った浜松師範学校の関係者の口の端にはほとんど登らなかったようだ。洵に不思議である。
川田孝子さんのレコードは、戦後に発売されたものである。
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