道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

遠くを見る眼

2020年01月20日 | 随想
人は歳をとるにつれ、時に遠くを見る眼差しを見せるようになる。働き盛りや若者たちには決して見られない眼差し・・・。私は幼い頃、年寄りと居てふと気づくと、相手が自分を見ていないときに、何処か遠いところを見る目をしていることに気づき、訝しく思ったものだった。(いったい何処を?何を?見ているのだろう・・・)今その年寄りになってみて、それが分かってきた。年寄りの遠くを見る眼差しは、過ぎ去りし日々と先の知れな . . . 本文を読む
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