道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

North Wind

2020年01月18日 | 音楽
私たち日本人の音楽的嗜好に、センチメンタリズムが色濃く影を落としていることは、誰もが認めるところだろう。それによって、あるC&W曲の売上げが、日米で極端な差異を示したことがある。戦後10年近く経ち、世の中も落ち着いた頃のこと。1950年代(昭和25年〜34年)に作詞・作曲された「North Wind」というアメリカのC&W曲が、日本で大ヒットした。この曲の人気は根強く、長くライブで . . . 本文を読む
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古川真人さんのひと言

2020年01月18日 | 随想
「背高泡立草」で第162回芥川賞を受賞した古川真人さんのことが、1月17日の中日新聞「この人」欄に載っていた。ご両親が海辺の町の出身で、ご本人も幼い頃から海に親しんで育ったそうだ。記者に訊かれ、「港には人や物が往来し、それぞれが物語を内包している」と、港に惹かれる理由を語っていた。それぞれの人の無言の語りかけを聴きとる力に、小説家の感受性の鋭さを感じる。「物語を内包した人や物の往来」ねー。おそれい . . . 本文を読む
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