憂国のZ旗

日本の優れた事を様々話したい。

【緯度経度】2025年までに「米中戦争」が起きると警告した報告書の危険な中身とは?

2016-09-21 00:16:15 | 政治




【緯度経度】2025年までに「米中戦争」が起きると警告した報告書の危険な中身とは?
2016.09.20
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160920/frn1609201548008-n1.htm

 「中国との戦争」と題する研究報告書がワシントンの外交戦略関係者たちの間で重い波紋を広げ始めた。その表題どおり、米中戦争の可能性を徹底して調べ、 実際の戦争が起こりうるとした趣旨の報告書である。しかもその戦争シナリオが最初も最後も日本の動きが「決定的に重要」だとする点は日本側でも認識してお くべきだろう。

 この報告書は全米でも最有力の安全保障研究機関「ランド研究所」が米陸軍から委託され、長い時間をかけてこの7月末に完 結した。膨大なデータを駆使し、最高水準の専門家集団の知力と体験を基に、調査と予測をまとめた120ページほどの総括となった。結論は今後2025年ま での間に米中戦争が起きる危険があるというのだ。

 ここまで書くと、日本側では「米中戦争なんて」と顔をそむける向きも多いだろう。

 だが戦争を防ぐためにこそ戦争の可能性を調査するというのは米側ではごく普通の安保研究である。しかも報告書の副題は「考えられないことを考える」となっていた。

  だがともに核兵器を保有、経済面での連携も大きい米中両国が果たして戦争などするのか。同報告書はこの点、両国とも事前に決定をしての全面戦争こそしない が、険悪な対立案件を抱えた地域にともに大規模な軍事力を配備する現状では「偶発」や「事故」「誤算」などにより攻撃される前に攻撃する誘因が多いとす る。そして数日間から1年余りの戦争の危険は単に「考えられる」だけでなく現実性があると警告するのだった。

ただし同報告書はこの米中戦争が非核の通常兵器だけの戦闘となり、東アジアと西太平洋を戦場として海上、空中、宇宙、サイバー空間での衝突になると予測していた。

  米中激突にいたる契機としては(1)尖閣諸島での日中衝突(2)南シナ海での中国の他国威圧(3)北朝鮮崩壊での米中軍事介入(4)中国の台湾攻撃(5) 排他的経済水域(EEZ)での海空衝突-という5例があげられていた。日本の尖閣への中国の攻勢こそ米中戦争の発端に最もなりやすいというのだ。

 尖閣有事について報告書はエスカレーションの危険2種類を指摘していた。

 ▽中国の威圧攻勢に日本が防衛行動をとるうちに、両国の部隊が事故的にぶつかり、戦闘が拡大する。

 ▽中国が米国は尖閣紛争に軍事介入しないと誤算して、日本側に攻撃をかけ、結局は米軍の介入を招く。

 しかし日本にとってさらに懸念の材料は同報告書が米中戦争での日本の役割や行動の「決定的な重要性」を以下のように述べている点だった。

 ▽中国は米国との大規模な戦闘となれば、日本国内の米軍基地を攻撃する確率が高く、その場合、日本は自動的に米中戦争に加わる。

 ▽中国軍は25年近くには戦力を高めているが、日本も潜水艦、水上艦、戦闘機、ミサイル、情報・監視・偵察(ISR)の能力を向上させ、米軍の総合戦力強化に寄与する。

 ▽北朝鮮が中国の同盟国として日本国内の米軍基地をミサイル攻撃する可能性も高く、その場合は日本は米国の同盟国としての立場を一層、鮮明にする。

 以上の諸想定では日本の役割は米国を対中戦争で勝利に導くうえで決定的に重要だというのだ。

 いずれもいまの安寧な日本にとって物騒きわまる悪夢のような想定だろう。だがそんな事態が同盟国の米国により真剣に考えられている現実は直視すべきである。(ワシントン駐在客員特派員 古森義久)




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一蓮托生 (希望)
2016-09-21 08:33:48
日本人としては戦争は嫌だ、避けたいと考えるのが本音である、
しかし隣に常識の通用しない世界制覇の野望を持つ国が仕掛けてきたらどうするか、
生きるため、生き残るために防衛の戦争に巻き込まれるのは防ぎようがない、
肝心なのは現在のように法律で手足を縛られたまま参加する悲劇は避けたい、
戦争可否ならば米国を納得させて憲法改正、核武装に至らないと日本は犬死にする。

米国が日本を犠牲のみ強いるなら、いや一蓮托生だと日本の要望を飲ませることだ。
日本国内に 外国軍を駐留させる状態 (憂国のZ旗)
2016-09-21 17:16:45

日本に仕掛けられたWGIPの呪いもやや弱まってきた感がある。
ただ、SF条約と共に成立した日米安全保障条約は日本国内に
外国軍を駐留させる状態を生んできたが、憲法9条第二項や
最近のバイデン米国副大統領の発言からは、日本核保有の意志は
漏れでて来ない、米国はロシア中国、北朝鮮など核の脅威に晒される
日本と言う同盟国に対して、安全を計る義務を負う次第です。

戦争を避けようとするには、脅威の存在を明らかにしなければならない。
米国ランド研究所の米中戦争に関するレポートは、日本の重要性を
説いている。

日本国内に安全保障法制をいまだに違憲だとする意見が有る事に
脅威を感じる。その意味で民進党などは消滅するべきなのである。

米国による核の傘が、韓国では、破れ傘だと嘆く声が聞こえる。
(身から出たさびだ。諦めろ)

コメントを投稿