硝子戸の外へ。

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体罰は是か非か。その7

2013-01-29 08:48:16 | 日記
フジ系列の「とくダネ!」を観ています。 橋本市長とキャスターの熱い議論が続いています。

橋本市長の論理も然りであるし、キャスターの論理も然りである。

止揚には至らないであろうけれども、時間は未来へと流れている事は事実である。

負の連鎖を断ち切る事、しがらみが多いなかでの組織の再構築、当事者の意識改革。

自己の理性を顧みる事すら難しいのだから、大変困難な道のりである。

生徒一人一人の気持ちを考えれば、今までの流れを継続させ指導する側が気持ちを改めればよいだけである。

しかし、人間そんなに簡単に変われるものではないし、変われるものであれば最初の報告で問題は解決されているはずであろう。

事が大きくなれば、事の本質を見失う。それに伴って被害を受ける人も増えてゆくはずであるから、学校にかかわる大人たちは、重々配慮しなければならないと思う。

報道の傾向に、亡くなってしまった少年の気持ちよりも、今現在を生きている少年少女の気持ちに重きを置く事を望んでいるように見えるのは僕だけであろうか。

大人なたちのエゴは、いずれ大人になる少年少女たちが継承する傾向が強い。

そう考えると、構造改革や教育改革といった仰々しい目標ではなく、まずは大人が謙虚になることから始めなければならないのではないだろうか。

とても遠回りかもしれないけれど、此処から始めなければ何も変わらないと思う。







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