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硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

「巨神兵東京に現る」 僕らのささやかな抵抗。

2020-03-19 20:20:24 | 日記
「あのっ。一つだけ・・・、聞いていい? 」

「なに? 」

「その計画は絶対に回避できない事なの?」

僕の質問があまりにも稚拙だったからなのか、彼女はしばらく黙って考えた後、例えで示された預言を語った。

「すべてに汚れたもの、憎むべき事と偽りとを行う者は決して都に入れない。子羊のいのちの書に名が書いてある者だけが入る事ができ、それ以外の者は火の池に投げ込まれるの。」

「それは、つまり、汚れてなくて、憎むべき事と偽りを行っていなければ、助かるってことなの? 」

「・・・わからない。」

すると、突然携帯が鳴った。慌ててライダースジャケットのポケットから取り出すと、友田からメールだった。件名は「真実を確かめろ。」

「ちょっとごめん。」

メールを開くと「バイト先で変なうわさが飛び交っている。非現実的な案件であるが、確かめるだけの価値がありそうだ。無論、これは預言者を尋ねなければならないというミッションを含んでいる。」と、記されていた。さらにメールに張り付けられたリンクをクリックすると、そこには彼女が言っていたような事が記されていて、Twitterでは、これから起こるであろう事を茶化すモノも多く見受けられた。

画面を見つめ、しばらく考えていると、彼女が「どうしたの? 」と、心配そうに言った。こういう時、あまり深刻になってもダメなのかなと考えた僕は、冗談交じりに

「いや、友達がね。バイト先でも君の言うような事がうわさになっていると言っていて、これは、接点を持つ、いいきっかけになる。だから、それをきっかけに真意を聞いて来いと。」

と、答えると、彼女は「いい友達だね」と、言って優しい笑みを浮かべた。