硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

運命は変えられるのか。

2013-05-22 15:09:30 | 日記
アンジェリーナ・ジョリーさんの乳がん予防切除のニュースを観て思った。あるニュース番組ではそれを「運命を変える」と紹介していたけれど、運命は自らの手で変える事が出来るのかなと。

彼女の財力と運と女優としてのスキルと現在の医療技術が予防切除と云う選択を可能にさせているわけだけれども、それも彼女の運命だったのではないかと思ったのです。

アメリカでは日本のような医療保険が無いので、国民の大多数が医療技術の恩恵を受けることができない。

その中で「できる」のであるのだから、それもまた、運命といえるのではないだろうか。

僕たちは高度な医療技術に支えられ長寿を享受できているのだけれど、それもまた、運命と言えなくはないでしょうか。

僕自身も現在の医療技術がなければ死んでいるかもしれないので、その現象を強く感じるのですね。

だから、予定調和や奇跡、運命はもっと深遠で私達の知る由のない処で起こっているのだと思うのです。

ただ、その軌跡をちらりと垣間見れたりする場合があるから、「これは運命なのかな」と思ったりするのです。

余談ですが、この間妻と車で移動中、カーラジオからboowyの曲が流れてきた。 DJの女性は布袋友康さんの事を話していて、彼がboowyに参加した道程に少し驚いた。そこで僕は「しかし、布袋さんはよく氷室恭介と巡り合えたもんだね。もしかしたら、売れないギタリストのままだったかもしれないのにね。」というと、妻は「それは運命だよ。」と一言。

彼が幼少のころからピアノを習っていた事。ギターに転向した事、グラムロックが好きになった事。そして高校を中退し、東京を目指した事。そして氷室恭介と出会う事。そして現在、ギタリストとしての布袋友康がいる。

なるほど、確かにそれが運命というものなんでしょうね。