田中雄二の「映画の王様」

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あしたのためにその1

2019-10-01 09:16:05 | ボクシング
 
 運動不足解消のため、ボクシングジムに通うことにした。初回は左ジャブから右ストレートのワンツーを習う。予想通り、実際にやってみるとこれがなかなか難しい。やはりボクサーはすごいと改めて実感させられた。これからボクシングの試合を見る時は、野次など飛ばせなくなるなあ。「あしたのジョー」で丹下段平が少年院にいる矢吹丈に、はがきで通信教育をする「あしたのために」を思い出す。あれはなかなか理にかなっていたのだ。そして、今の自分は多分段平よりも年上だ。
 
 「あしたのためにその1 ジャブ」攻撃の突破口をひらくため、あるいは敵の出足をとめるため、左パンチをこきざみに打つこと。このさい、ひじを左わきの下からはなさぬ心がまえで やや内角をねらい、えぐりこむように打つべし。せいかくなジャブ三発に続く右パンチは、その威力を三倍に増すものなり。
 
 「あしたのためにその2 右ストレート」左ジャブで敵の体勢をくずし 突破口を見いだせば すかさず 右ストレートを打つべし これ、拳闘の攻撃における基本なり。右ストレートは 右拳に全体重をのせ、まっすぐ 目標をぶちぬくように打つべし。このさい、打ったコースと同じ線上を同じスピードでひきもどすこと。一発でKOをうむ必殺パンチなり。
 
(2005.4.5.)
 テレビのボクシング中継に熱中していた時期があった。その始まりは、小学生の頃に見たファイティング原田がライオネル・ローズに敗れた一戦、1968年のことだ。忘れ難い試合としては、大場政夫のラストファイトとなったチャチャイ・チオノイ戦、あるいはその前のオーランド・アモレス戦。柴田国明とベン・ビラフロアの2試合、あるいはラミロ・ボラニョス戦。強打の怪物ルーベン・オリバレスに金沢和良が挑み、散った衝撃のファイト。輪島功一の2度のリターン・マッチ(オスカー“ショットガン”・アルバラード、柳済斗戦)。具志堅用高がリゴベルト・マルカーノを芸術的にKOした一戦。渡辺二郎とパヤオ・プーンタラットの王座統一戦。浜田剛史がレネ・アルレドンドを1ラウンドKOで破り王座に就いた一戦…などが思い浮かぶ。
 
 また、モハメド・アリ、あるいはマイク・タイソンをめぐるヘビー級のさまざま。ロベルト・デュランやマービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナードたちの闘いなどにも熱中したものだった。
 
 
 

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