南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



一時

 文部科学省が「子ども」と漢字仮名交じり表記をやめ、「子供」と漢字で表記するようにしているようだ。

 「子供」の「供」の字が差別表現だという理由で、1980年代後半から「子ども」を使うことが多くなっていたらしい。
 どこが差別なのか、理解に苦しむのだが…。

 だって、「供の字は差別ではないか」とかいう発想をしている時点で、すでにその人の心に差別があるもんね。
 差別心が全くない人は、その漢字や表記を見ても何とも思わないもん。


 最近は、特に公的機関などで、「障害者」を「障がい者」と表したりもしているが、これも変だと思う。「害」の字がよくないというのならば、「障」だってよくない意味だろうに。
 何で、こう中途半端なんだろうね。
 だったら、正字の「障碍者」を使ったらどうか。


 新聞などでも、例えば「龍」の字を略字である「竜」に置き換えたりすることが多々見られるが、これもどうかと思う。橋本龍太郎首相は橋本竜太郎と書かれていた。
 一般的な語句の差し替えならまだしも、特に人名を勝手に書き換えるのは、重大な人権侵害であり、冒涜行為である。地名も同じくである。
 難しくて読みにくいのであれば、文字の横が後ろにカッコ書きでふりがなを振ればいいだけのこと。
 そのくせ、昔、大相撲の「曙」が改名して「曙」の字の「日」の部分の上に「ヽ」を打つことになったら、それはちゃんと反映されていた。変なの。


 こんなことやってるから、みんな漢字が読めなくなってバカな日本人だらけになるんだよ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )