緊急投稿:電通、cciを完全子会社に TOB2月開始を発表

2009年02月02日 | 人生はマーケティングもある。
電通、cciを完全子会社に TOB2月開始を発表

に対して、メディアの方からメールをいただきましたので、ちょっと考察してみました。

メディアの方からのお手紙
これでレップはDACだけってことなのでしょうか。
媒体社からすると嫌ですね~


電通のグループ経営戦略の一環でしょうが、(ま、それ自体良くわからんが)

元博報堂→電通→goole→独立のネット広告業界の有名人高広伯彦氏のブログエントリーが良く書けていると思います。
http://www.mediologic.com/weblog/archives/001765.html

『“正式に”電通傘下になったら、メディアレップとしての役割をどう保つのだろうか?それはエージェンシーレップであって、メディアレップではないのではないか?』

このあたりが、正面切っての正論ですね。
そのあとにつづく①~③の指摘は、現状日本のネット広告の状況を良く表していると思います。

で、最後の方の
『※よくよく考えてみたら、cci って「買い易い」時価総額になっていて、他から買われるのを防いだ?という見方もできるな。』

というのが、"グループ経営"としての"判断のキモ"だったりするかもしれませね。

そもそも、『代理店であれば、戦略など必要としない』という藤原治氏(電通総研前社
長)の指摘(「広告会社は変われるか」120ページ)が、今の電通の経営者陣の育った環
境ですからね。

それより、私的に気になるのは、「連結子会社2社の株式売却に関するお知らせ」ですね。
インストアーコミュニケーションという「販売の現場」と、スリーピーという「リアルコミュニケーション」の現場と「メディアコミュニケーション」のCCIをばらばらにするということは、いわゆるクロスメディアコミュニケーションに対する姿勢を大きく後退させた感があります。

ま、儲かんないからとっとと切り離す、ってのは、"上場企業" 電通の経営方針なのでしょうが。

ところで、CCI は既に一般広告代理店向けのメディアレップ機能を「某社」に移し変えている感があります。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (orange)
2009-04-22 11:46:47
ずいぶん遅れてのコメントになりますが・・・・

『“正式に”電通傘下になったら、メディアレップとしての役割をどう保つのだろうか?それはエージェンシーレップであって、メディアレップではないのではないか?』

上記は、元々メディアの人間が思っていることで、電通傘下が、どうこうの話ではないのでは?

そもそもメディアレップと言うのであれば、特定のメディアを扱う会社であり、複数メディアを扱って、エージェンシーに枠を売るのであれば、それはエージェンシーレップですよね。
元々メディアレップというビジネスモデルは、海外で盛んで、私自身も欧米のレップとビジネスをしていました。彼らが提供する価値は、彼らの営業テリトリー内では、ウチのメディアしか扱わないという事です。

と言う意味で、DACもCCIも、元々エージェンシーレップですね。

おじゃましました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。