曼珠沙華:彼岸花

2008年09月29日 | 人生は花が必要。
Wikipediaによります

「ヒガンバナ(彼岸花、学名:Lycoris radiata)はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。」

この花はちょうど秋の彼岸の法要(秋分)の頃に花をつけることから名づけられたのではないかと言われているようです。

彼岸はお浄土のことをいいますが、日本人の常識としては死後のことを言いますね。そして、日本人的メンタリティとしては死後=闇=黒い世界と感じたのではないかと思います。そして、その黒を際立たせる最高の色 "赤" を持ったこの花はまさに死後の花としてぴったりだと感じます。

彼岸会は、この世(欲界=迷いの世界)から、あの世(涅槃=真実の世界)へ阿弥陀様の力で到達する(解脱)ことを確かに感じるための法要で、阿弥陀信仰の輸入された仏教伝来初期に始まった法要であると言われています。

その時期に死後の世界の象徴であるこの花を"彼岸花"と名づけたのだろうと考えられます。

そして、法華経にある天上の花「曼珠沙華(マンジュシャカ)」と同じものとして彼岸花を"まんじゅしゃげ"と呼ぶようになったのだと推察されます。

秋の始まりを告げるように咲く彼岸花、今年も冬に向けて日本は季節を移ろわしていきます。静かな冬がもうすぐそこに・・・。

旧玉電・六郷用水 (ぷちらまトレイン) (鉄道模型):尼崎ホビスタ:だいおらま

2008年09月23日 | 人生は物欲は避けがたい。
以前から鉄ッチャンの私としては、チェックしなければならないスポットとしてリストアップされていたのですが、今日行ってまいりました。

JR尼崎北側、アミング潮江の一角にあるホビスタに行って参りました。

そこはもう模型系 鉄ッチャンのパラダイスであります。

て、いかようにパラダイスかということをこちらに書いても、多くの非鉄系人類の方には意味の無いことなのですので、省略いたしますが、この「ホビスタ」にあるジオラマ専門店の「だいおらま」で買い求めましたのが、株式会社ディディエフ社製の"ぷちらま"なる幅20cmに満たない完成形ジオラマであります。

さっそく手元にありましたキハ22を乗せて写真を撮りました。

これまた、鉄道写真とか鉄道模型とか、そもそも鉄道そのものに関心のない方にはまったく面白くもな~~んともない写真であります。

そんな、今日は秋分の日でした。

ブドウの季節:和歌山県有田郡有田川町:千葉山

2008年09月20日 | 人生は旅である。
関西地方で、CO2削減事業の象徴になるかもしれない場所です。

今日は訳あって和歌山県有田郡有田川町、千葉山のフルーツ農園におうかがいいしました。

このぶどう農園はそれほど昔ではない、多分20年ほどまえに長峰山脈の西端、有田川と下津港の間を海に落ち込むところからおよそ10Km ほど東の山中を開墾して作られた農地です。

ぶどうは盛夏過ぎから初秋の果物ですね。

盛夏は桃類(スイカもあるけど)、秋は梨・柿、冬は柑橘、という日本の豊かな果物季候の流れの中で夏から秋にかけてのひと時を守備しているのが"ぶどう"だと思うのです。

こちらの農園で栽培してるのが巨峰です。
濃いぶどう色が鮮やかで、口に含むと晩夏の切なさが口いっぱいに広がります。

さて、この千葉山(せんばやま)がどうして関西地方で、CO2削減事業の象徴になるのかというと2008年9月現在この農園の北側の山の尾根沿いにユーラスエナジー社が10基の風力発電施設を建設しているからなのです。

風力発電とか、太陽光発電とかという、不安定な電力がどれほど役立つのかはわかりませんが、この山の上に巨大なプロペラが10枚回る景色は、それはそれで面白いものなのだろうな、と青空を見上げながら、農園のおばさんのぶどう談義を聞いていたのでした。

春夏秋冬という季節の流れと、10年・100年,,万年、億年という時間の流れを感じる今日なのでした。