名もない技術者なんかいない:古川享氏

2007年01月20日 | 人生はメンタルだよな
技術系雑誌発行では日本有数の雑誌社のコンピュータ業界向けのセミナーがあった。

懇親会に古川 享氏がゲストとして、乾杯の音頭を取られた。

「こちらの出版社が発信するメディアは、多くの技術者の顔が見える記事を掲載することによって、彼らの仕事の価値を伝えてきた。」

といった、趣旨の発言をされていた。

今の世の中を動かしている重要な技術の開発の過程において、その名前が多くの人に知れ渡っている人がいる。

古川享氏も西和彦氏、郡司明郎氏,塚本慶一郎氏とともに、マイクロソフトのプロダクトを通じてパーソナルコンピュータという、今の生活や産業になくてはならないものを世に広めたことで"有名人"であり顔も知れている。

インターネットという同じく今の世の中の重要な環境を広めた場には、村井純氏という"有名人"がいる。

自動車の本田宗一郎氏、電機の松下幸之助氏、食の安藤百福氏。
多くの技術革新には、必ず、有名人がいるものである。

しかし、その革新的技術をみんなが使えるものとして世に送り出す過程には、多くの技術者の存在がある。そして、その一人一人が別々の顔と名前を持つ人たちなのだ。

古川享氏のように功をとげ名を上げた人だからこそ、同じ技術者に対してエールを送りたい気持ちを伝えようとしている。そして、有名人だからこそ、その場にいた私を含む"有名でない人たち"に対して勇気付けるコメントをされていた。

ウィットに富んだ、スマートな乾杯の音頭。

見習いたいものです。




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