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シャムネコ大好きの「わがはいはネコである記」

ネコの変質

2016年07月07日 | 日記

ネコは家畜化され以来、野生味を残したまま人間と付き合ってきました。

あくまでも、いろいろな悪さをするネズミを狩ってくれる人間の味方だったのです。

それ以上でもなく、以下でもなかったのです。

今のようなベタベタした関係ではなく、ネズミ狩りのプロとして人間に付かず離れずの関係を保っていました。

ネコも人間のそばにいる限り、飢えることなく、それなりに大切に扱ってもらっていたのです。

日本でも、ほんの20〜30年前までは、「猫飯」といって、ご飯の余り物に味噌汁をぶっかけただけの

エサをやっていました。ときどきカツオブシをご飯に混ぜたり、煮魚を与えるくらいです。

よく栄養失調にならなかったって?

この頃の彼らのタンパク源はネズミや小動物で、こちらが主食だったのです。

しかし、今は栄養たっぷりのネコのエサをもらい、ほとんどいなくなったネズミや小動物を狩る必要もなくなりました。

ネズミに出会うと、本能的に襲ったネコの本能はどこかに消えてしまったようです。

ネズミに出会うと、襲うどころか怖がって逃げるネコもいます。うちのネコもそうでした。

そして、ネコは現在かってのネコ本来の野性味を失い、完全にペット化の道を進んでいます。

人間に甘えるのがうまい、人間の歓心をかうネコが淘汰されています。

あまりに野性味の強いネコは人から敬遠されるようになったのです。

これは自然の流れなので、食い止めることはできませんね。

ネコの本質は変質中です。