猫は基本的に色のない白黒の世界を見ているというのが昔の説です。
夜行性の猫にとって、昼間の色彩豊富な景色は余り意味がないのです。
ですから、色は見えなくても、暗くてもよく見える方が重要だったのです。
したがって、色は見えないというのが定説だったのです。
しかし、最近の研究では、青と緑が見えているらしいことが分かっています。
色彩を感じる網膜状の錐状体はわずかで、人間の7分の1しかありません。
この錐状体で青と緑を感じているらしいのです。
だからどうなんだと言われそうですが、ねこの昼間の景色は緑と青が中心の世界に見えているのです。
また、最近、人間には見えない紫外線が見えているらしいことが分かってきました。
いずれにしても人間が見ている世界とはずいぶん違った世界が見えているようです。