『気分はグルービー』 佐藤 宏之 著

昭和56年から59年にかけて週刊少年チャンピオンで連載していた
『気分はグルービー』佐藤宏之著（秋田書店）です。

主人公のケンジが入ったバンド「ピテカントロプス・エレクトス」の
活躍を描いたマンガです。

高校の頃、友達が集めており、遊びに行った際に読んではまりました。
その後、友達が集めるのをやめると言い出し、譲り受けました。

バンドはおろか楽器すら学校の授業以外で触ったコトがないんですが、
このマンガを読んでると一緒に演ってる気になります。

後年ヒットした『BECK』も面白いんですが、アマチュアイズム漂う
『気分はグルービー』の方がボクの好みです。

特に2度の「S&Nコンテスト」や解散コンサートでの演奏シーンがカッコよく
聞こえないはずのメロディーが聞こえてくる気がします。




ラストに向けてのトンネルの夢のエピソードもよく練られていたと思います。


高校の3年間を描いたマンガで連載期間も3年弱と今の視点から見ると
短い連載ですが、内容はとっても濃く、昔は時間の流れが今よりも
ゆっくりと過ぎ、ずっと濃かったような気がします。