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 名古屋市名東区 赤帽タケフジ運送の「ふ箱」

赤帽タケフジの車窓から見える光景

名古屋市名東区の赤帽運送はタケフジへご用命下さい
052-772-5880

「お帰り 寅さん」

2020年01月05日 | 朝な夕なのこと
 久しぶりの映画、「お帰り寅さん」を見る。
1969年放映より50年目の49作目です。最終48作は、阪神大震災にて焼き尽くされた長田区の商店街での、復興のしるしであろうか、朝鮮舞楽の中で終わった。
あれから二十数年を経ての物語でした。
さくらの子、滿夫も高校生の娘の親となっていた。滿夫の妻の七回忌の法要から始まる。そして彼の高校時代の恋人「泉ちゃん」との再会から展開する。
物語は、寅の過去のシーンを交えて展開される。二十数年の年月は、「老い」というテーマも持たざるを得ない。
さくらの物忘れ・・源公の鐘を一つ撞いてはヘタリ・・滿夫の恋人であった泉ちゃんの実父の施設での姿・・その介護と亡くなった時のこと・・泉の仕事、国連UNHCRの難民問題などの今日的問題も描かれてました。
終始、滿夫のこころには寅が姿が流れていました。
 寅はやはりお正月映画でした。

とどのつまり・・・諦念

2019年12月28日 | 朝な夕なのこと
 あれこれありの一年も、とどのつまりとなりました。
27日が定期運送の最終で、これを以てタケフジの一年がとりあえず終わりました。
この時期、タケフジの一年としてブログするんですが、本年は面倒なので止め。荒っぽいマトメです。

 売り上げは1割チョイの「減」。仕事が減ってるわけではない、できなくなったというか・・・歳相応に・・・ということになったわけです。それから、娘の介助を、カミさん一人ではできなくなったので、仕事の時間を削らざるをえなくなったということです。

 でも「減」により良いこともあり。
売り上げの呪縛から解放されたということか。ある種の諦念(ていねん)を受け入れたという気持ちの変化・・・柔軟になったかな・・・という思いがあります。
諦念は、ギブアップという意と、道理をさとるという意味もあるそうだ。後者であればいいなとおもってるんですが・・・それは自分の生き方次第。




元赤帽さんに会う・・・

2019年12月17日 | 朝な夕なのこと
 東別院の報恩講に行く。そこで思わぬ人に会いました。元赤帽のTさんでした。
現役時代には仕事のやり取りもし、彼が病にて手術の際には、顧客の面倒も見た仲でした。
赤帽をやめてもしばらくは自社仕事のみを営んでましたが、今はすっかり引退の身です。現役のころから病・手術の重なった方ですが、上手に病と付き合っています。趣味として、ある武術に入れ込んでものにした人です。羨ましいかぎりです。
近じか九州に旅行に・・・とも。
もすこし話たかったんですが、参加したい報恩講の講演がありましたのでお別れしました。
近くの大須で一杯やるんだそうだ。隠退者の特権ですね。後ろ姿を見送る。
こんなハナシに接すると自分も・・・という気持ちがしきりに起こる今日この頃であります。

バス・地下鉄のフリーパス

2019年12月03日 | 朝な夕なのこと
 先日区役所・福祉課へ出向く。
用は「敬老パス」の申請です。市バス・地下鉄が無料となるパスです。年間5千円で頂くことができます。65歳から頂けるんですが、いつ仕事が入るか分からぬ赤帽ですから、常に軽トラに乗っていなければいけませんので、5~6年間申請してませんでした。
しかし昨今仕事量が減り(減らし?)…当然時間がアマル・・・そうなると…ウロウロし始めました・・・ならば、フリーパスを!・・・という図式です。

早速翌土曜日に使用しました。
良寛さんの書展を徳川美術館でやってましたのでバスにて行きました。

 良寛さんはスキです。赤帽仕事で新潟にいったとき、彼の住んだ「五合庵」にも上ったことがあります。
彼の草書はまったく読めません。江戸時代のひとはあれを読んだというだけでスゴイと思います。わからぬままに数多の書をみてたんですが、なんの飾りも意匠もない無欲恬淡の姿がありました。
2時間も見てたので疲れてしまう。館を出て徳川園の庭園をブラブラ。ウララカな秋の日、持参した酒を一口二口・・・肩がふわりと浮かんだような・・・
オレはこの楽しみのためにこのパスを欲したのであろうか・・・と、その低俗をちょっと思うがそれが自身の本体と納得し、また一口。クルマに乗らぬノンキの一日を過ごす。

ちいさなシアワセ

2019年11月29日 | 朝な夕なのこと
 ミニ引っ越しまでにまだ時間があるので、コンビニの駐車場にてコーヒータイム。
赤帽車の前にブロックがある。そこへ私よりチョイ若・・・といっても60代後半・・の人がコンビニから出てきて座り込む。手には肉まんとワンカップ・・・今日は寒い、肉まんに湯気が立つ。まずはカップの蓋をパクリと開けて一口ゴクリ・・・顔の表情が緩む。あとは肉まんをむしゃむしゃ・・・
・・・ただそれだけの光景でしたが、なんだかホットしました。
きっと彼の小さな楽しみなんでしょう。ひとはこんなことだけでも今日一日を生きていける。

病院の待合の空気が・・・

2019年11月16日 | 朝な夕なのこと
 日赤病院へ血液検査。再発がないかどうかの血液検査で定期的の通院です。朝の待合室は患者は多いが、少し重い空気です。
部屋には血圧計があり、次々に計測をしてます。80代のじっさまが計り始めた。そこへ
医療事務の女性が・・きょうは同伴の人はきませんか?と。もうすぐ来るよ・・・
一緒に先生の話をきいてもらいたいんです・・・と。すこし緊張がはしる。
あれぇ~あんたがそんなこというで血圧上がっちゃたがやぁ~もっぺんやらなかんわ~
後ろの私にも血圧計の数字がウィ~ンと上がるのが見えた。女性がクスリと笑う。まわりの患者もクスクス・・・
じっさまの名古屋弁で待合室が和やかになった・・・ありがとうじっちゃん。

終活プロローグ

2019年11月11日 | 朝な夕なのこと
 神戸明石大橋のたもと舞子にて、旧友4人、一泊の交流でした。一人欠け、二人欠けですが、半世紀来の付き合いです。集いの旅行は過去にも時々ありましたが、これを最後?にしようか・・・という寂しいハナシもでましたが、またありますでしょう。
すでにみんな70を超える仲間です。あと2~3年で引退か…という話もあり、終活のプロローグです。それだけよく生きてきたということでしょう。
飯前にホテルの下にある「孫文記念館」まで散策し館内を見学した。眼前の大橋に夕日がかかりみごとでした。うまい食事をたらふく喰い、酒も・・・というところですが、酒量は歳なみに少なくなりました。
皆よき歳を重ねられますよう・・・と念じてわかれる。






死ぬ間際の後悔・・・は

2019年11月08日 | 朝な夕なのこと
 「死ぬ間際の後悔」・・という興味ある本のハナシを見ました。
オーストラリアで緩和ケアをするブロニ・ウエアの著作です。
文字通り、死にゆく人がたちが語ったものです。自分の人生で「後悔」あれば何か?多くの病床での集計です。
  1. 他人が自分に期待した人生ではなく、自分が全うしたかった人生を送る勇気をもちたかった
  2. そんなに一生懸命働くのではなかった
  3. 自分の思いをもっと表す勇気があればよかった
  4. 友人たちともっとつながりを持っておくべきだった
  5. もっと自分を幸せにしようとすべきだった

 以上のいずれかは、ほとんどの人が死を眼前にして語ったことだそうだ。

 家族・妻子のため、回りの人の評価・期待のために、命を削り働く。自分のホンネは表には表さず、また忙しさを理由に友人とも疎遠となる。自分の幸せのために生きることなく、気がつけば死の入り口に立つ・・・ということです。

 自分に当てはめてみるに・・・過去には総て当てはまってたようにも思える。「前期高齢者」になった今は、2はやろうとしてもできず、3は、けっこう言ってますし、4は、近じか旧友と泊りがけで遊びに行きますし・・・5はどうせんでもこれから時間がありますのでしようと思っている。
根本は1でしょう。これは各人の意志一つです。したがってまちまちです。自分は進むべき道を「身の丈にあわせて」チョボチョボ・・・どうなるやら。

 


ドタキャンかよ!

2019年10月29日 | 朝な夕なのこと
 受けた運送仕事のドタキャンはできません。
今日午後カミさんの具合が急に悪くなる。明朝は4時起床の「仲間」の仕事を受けている。
カミさん一人ならば、自分だけのことはかろうじてできるが、障害のある娘がいる。通所施設へ通っているのだが、朝の送り出しをせねばならない。妻が伏せててはそれができない。
明朝の仕事が自分の仕事ならば、それを仲間に依頼もできるが、今回受けてる仲間の運送はピンチヒッターをにわかに立てられないのだ・・・困りました・・・
・・・・結果・・通所先のグループホームにショートステイ(お泊り)を無理ヤリねじ込んでもらい落着する。
夕方医院で診察する。重いものではないらしくホットする。家族の一人が悪くなることは、一家がマヒすることですね。


赤帽廃業の挨拶

2019年09月22日 | 朝な夕なのこと
 二十年来の付き合いのある赤帽さんが来訪。
9月の車検日を以て廃業という挨拶でした。彼は娘を十数年前に亡くし、その子たちを養育し、いまでは結婚もし、ひ孫まであるという。
よくがんばったひとなんです。
彼自身、孫たちを育て上げたことに満足し、安堵したと語る。赤帽は、も少し続けようかとも思ったが、孫たちが高齢を心配してたので決心したとも。
 また廃業につき、受けている運送を引き継いでくれないかとの依頼です。もちろん快諾しました。

おつかれさまでした。これからは孫、ひ孫に囲まれてゆっくりしてください・・・と、お別れしました。
円満の廃業なれど、別れはいつも淋しさをまとってきます。


三日間…ゴロゴロ

2019年09月16日 | 朝な夕なのこと
 三日間休みとなりました。赤帽テキにいえば、仕事がなかったんです。これも丁度良かったです。この間、3時4時起きの仕事やら、一日走ったりがあり(たいしたことないんですが・・・)疲れたんでしょうゴロゴロしてました。
またもう一つ丁度よく?娘が持病の嘔吐で伏せったのでその看病ができたからです。こんなことで家から出たのは、土曜日に図書館で2冊借り出ししてきただけです・・・相当なモノグサでした。
借りた本は、「金子みすゞの詩とこころ」小寺誠・「故郷」水上勉です。
金子みすゞをヒマに任せ読みました・・・よかったです。
水上の文学は、その憂鬱さに耐えなければ読めません。しかしそのクラサが好きなんです。



通りすがりの・・やさしさ

2019年09月08日 | 朝な夕なのこと
 本日はやすみ。
夕方娘とカミさんと散歩。傾いた日差しがまだアツい。コースはいつもの香流川河畔です。桜並木の陰を選んでの散策です。
 その途上で娘の発作あり。路上でうずくまり痙攣。自転車の男性がとどうしたかと止まる。さらに女性の二人組がだいじょうぶ?かと声かけてくれる。
こちらにとっては、毎度のことですから・・・ええ間もなく回復しますから・・・と。さらに救急車を呼びましょうか・・・とも。いいえ大丈夫ですヨ、これで呼んでたら毎日よぶことになっちゃんですから・・・と笑う。娘と外出ではこのようなことが時々ある。その度に見知らぬ人たちのやさしさに感謝する。
私も、娘にかけてくれた人たちのそのやさしさを、めぐりてひと様に・・・と常におもってはいるんですが・・・



友と会食

2019年08月14日 | 朝な夕なのこと
 お盆休日の夕方、一年ぶりに旧友と会食する。
先回会ったのは確か昨年9月でした。三河・奥矢作の温泉で湯あみし、会食しました。早いものでもう一年経過。彼はその9月に仕事人生にピリオドを打った。
そして一年、生ビールを飲みながらのハナシです。
とにかく「気が楽になった」と。例えば、間もなく上陸する台風10号。現役のころならば、その進路・風雨の予想に気をもんだりもしたと。
・・・そうでしょうね。私はまだ現役ですから台風10号の動向に気をもんでます。ちかじか120号の絵画を運搬するからです。風雨ですと・・・とてもマズイことになるからです。
自分がいつもアレコレ気にしてることが、彼にはきれいさっぱりなくなったんなくなったんですから。
しかし、悩みは他にもゴマンとあるもんです。でも彼にはどんな状況でも、落ち込むことがあっても・・・他者にはそれを見せない・・・
わたしとはマギャクなんです。そんなことが半世紀以上付き合ってもあきないことなんでしょうか。


五百羅漢さん

2019年08月10日 | 朝な夕なのこと
 
 昨日、三重県の菰野町-竹成への建築現場下ろしの仕事でした。朝8時下ろしです。着いたのは7時前。村の辻に「大日堂」という寺があり、三重県指定史跡「五百羅漢」という表示がありましたので寄ってみる。
羅漢(らかん)とは、インド言葉の「アラハト」で、最高の悟りを得た人のことだそうです。
昔、お釈迦さんがなくなり、のちの世に教えが霧散するのを弟子たちが恐れ、何度も結集して「教え」を確認しあったことがありました。
その時の結集した姿が原型とみられる。
江戸時代黒船来航の19世紀半ばに、この村の照空上人という方の発願にて建造が始まる。しかしその途上に亡くなるも、その遺志を竹成の村民が受け継いで完成に至る。
 眺めているとき、照空上人はどんな願を立てたのだろくか?と想像してみた。
江戸時代末期、外国船が日本の鎖国を破らんとして多数やってきた頃です。衆生済度か世情混乱の中で「世の中 安穏たれ」か・・わかりませんが、その発願の熱意は村民にまで伝わり、今に至るのだろうか。

「水木しげるの戦争と新聞報道」展・・・

2019年08月04日 | 朝な夕なのこと

近所にある「ピースあいち(戦争と平和の資料館)」をのぞく。
ゲゲゲの鬼太郎の作者です。彼はラバウルで終戦を迎える。左腕を失って。
先月亡くなった自分の叔父も、ラバウルで生きのびた。水木しげるの作品・記録のなかに叔父の姿を重ねてじっくり見ました。現地でわら半紙に描いた絵には、見入ってしまいました。
また、「ラバウル戦記」を購入して読んでみました。
ビンタの理不尽な隊の生活。また現地の「土人」(彼は現地人を尊敬しあえて土人という)との交流・・ここで戦後暮らそうとまで思うほどに彼らと親密になる。
戦争体験と反文明的なこの暮らしが、のちの「妖怪」ものの源流なのでしょうか。