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福島県キーパー会@「五浦庭園カントリークラブ」

2020-11-14 14:05:34 | 「ゴルフコース」「競技会・トーナメント」

去る11月5日

五浦庭園カントリークラブで開催された

福島県グリーンキーパー会に

お邪魔させていただきました!

五浦庭園カントリークラブは

景観がすばらしいコースとして有名です。

LPGA認定コースでもあり、

つい先日も

男子ツアーを行うなど

ターフクオリテイの高いコースでもあります。

キーパー会には

ホストキーパーである大沼キーパー様をはじめ

20名を越えるキーパーさんが参加されていました。

私たち、

(株)サバンナブランは

「ターフクオリテイの為の3つのバランス」というテーマで

お話をさせていただきました。

ご聴講 有難うございました!

当日お話させていただいた

「ターフクオリテイのための3つのバランス」

の要旨をまとめてみました。

 

1)ターフクオリテイとは

ターフの発色が良い。活性が高い。

ボールの転がりが良く グリーンの硬さが適切

病害、乾燥や擦り切れ等による芝のダメージが少ない

 

2)高いターフクオリテイ実現するには

春と秋は「三相バランス」

夏と冬は「菌態活性バランス」

年間を通しての「肥培バランス」

3つのバランスが大切である。

 

3)「三相バランス」

春と秋は更新作業と相乗効果のある

分解系の菌態資材を使用し

「三相バランス」を確立する。

土壌三相がバランス良ければ、根量が増える。

根量が増えれば、芽数(芝密度)が増える。

芽数が多いグリーンは、ボールの転がりが良い。

よこ根の健全なグリーンは、

硬さ(コンパクション)がほど良い。

(転圧をあまり必要としない。ストレスが少ない。)

 

4)夏の「菌態活性バランス」

高温多湿の夏は、

土壌内の善玉菌が減少しやすい

降雨や加湿による酸欠、

度重なる施薬により、

善玉菌も減少しやすい季節である。

抗菌系微生物資材を適度に投入し

病害の拡大を抑え、土壌菌態バランスを保つ事が

病害によるターフのダメージを軽減できる。

病害からの回復も早い。

 

5)冬の「菌態バランス」

土壌が固結・凍結しやすく

葉身が乾燥害や霜害を受けやすい冬は

ターフが擦り切れて薄くなりがちである。

地温が低くても動き続ける

「酵母菌」や「こうじ菌」「乳酸菌」などの

発酵貯蔵系微生物を投入する事で

土壌の団粒状態は継続し、

土壌は固結・凍結しにくくなる。

微生物の働きに助けられ、貯蔵糖分が充実したターフは

乾燥しにくく、凍りにくいので

擦り切れによるダメージも軽減できる。

 

6)年間を通しての肥培バランス

これら

菌態資材や菌のえさ(アミノ酸、フミン酸)などは

土壌のための資材(下ための材)であるが

ターフは踏まれ、低く刈られる、消耗品なので、

その消費するエネルギーを補う

ターフのための資材(上のための材)

をバランスよく施肥する事で

さらに高いクオリテイを持続できる。

具体的にいえば、

  地上部の成長を抑制するカルシウムや珪酸などの微量要素

  下葉を代謝させ、ターフの活性を向上させる鉄系微量栄養素

  春秋の元肥NPK

  春秋の新根を成長させるリン酸、

  夏の根上がりを抑制する亜リン酸、

  梅雨・秋雨時や晩秋のカリウム、

  などの追肥系NPK

というものを

バランスよく施用する「肥培バランス」が大切である

 

という

お話をさせていただきました。

( ´▽`)

有難うございました!

 

 

 


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