昨年 11月に
米国
ダグラス プラントヘルス本社
の招待で
2024年度春に
新発売予定の
微生物資材
「バイオエアレーション WS」
「バイオエアレーション SP1」
の研修会が開催される
米国インデイアナ州に
行ってきました。
↑
インデイアナ州は
自動車レース「インデイ500」で有名な場所です。
また
小麦、大豆、飼料用トウモロコシの
米国屈指の一大産地でもあります。
☆
まずは
ダグラス・プラントヘルス社長
ミック・メスマン氏
にご挨拶。
本社施設を見学した後
微生物による
エアレーションの圃場試験を
行っている
「グランドパーク スポーツキャンパス」
の見学に行ってきました。
施設のホームページ(動画)です↓
此処には
プロサッカーチームの
専用練習場もあり、
天然芝のサッカーグラウンドが31面、
人工芝の室内サッカーグラウンドが3面、
天然芝の野球場を26面
を有する
北米最大級の
天然芝のスポーツ施設で
インデイアナ州が運営しています。
この
50面を超える
天然のスポーツターフ
(草種は主に越冬バミューダ芝)
を
グランドキーパーの
フィッシャー氏
(以前は、フロリダにある
チャンピオンゴルフコースでキーパーさんだったそうです)
他
わずか、7名で管理されている!、と聞いて
ビックリ!でした。
↑
グランドキーパーの
フィッシャー氏(右から2番目)
刈込みは
GPS付の無人モアで夜間に行い、
施肥も
GPS付きの無人スプレーヤーで行う事で
少ない人数で
管理できるそうです。
プロの公式試合の前は
フィッシャーさんが
機械に乗り、
自ら刈込や目砂を行うそうです。
目下の悩みは
コアリングだったそうです!
踏圧のかかる
ライン際、コーナー、ゴール前は
コアリング(エアレーション)しないと
擦り切れやすく、
張り芝をしても
土壌が固結していると
乾燥しやすく、かっ着しずらい。。。
↑踏圧のかかる場所は
芝が擦り切れやすい
だけど
コアリング(エアレーション)だけは、
自動化できず、
人手も時間も
コストもかかってしまう。。。。。
そんな悩みを
解決してくれたのが
ダグラス社の微生物資材
「バイオエアレーション」
だったそうです。
「年間2~4回
微生物資材を散布するだけで
コアリング同等、いや、
それ以上の
効果が得られています。」
とフィッシャーさんは言います。
#19
越冬バミューダ
年1回コアリングのみ
微生物資材散布なし
#20
ブルーグラス
年2回 微生物資材を施肥
2年間コアリングなし
#21
越冬バミューダ
年2回 微生物資材を施肥
2年間コアリングなし
#22
年4回 微生物資材を施肥
2年間コアリングなし
下の上空からの写真だと
違いがよく分かります。
#19(コアリングのみ)では
擦り切れが観察され、
#21(年4回微生物資材を施肥、コアリングなし)
では
擦り切れ部分が少ない。
☆
ダグラス社は
2021年から約2年間に渡って
グランドパーク スポーツキャンパスの他
テキサスA&M大学、
ミシガン州立大学、
ペンシルバニア州立大学、
オレゴン州立大学と
産学共同で
この微生物資材の研究、圃場試験を
行って来ました。
主剤の
「バイオエアレーション WS」は
主成分が分解系微生物である
バチルス菌、
クリソスポリウム菌と
病害抵抗性を向上する
トリコデルマ菌です。
副剤の
「バイオエアレーション SP1」
は微生物のエサとなり
減少する微生物を再生する
酵素「ヒューマス」が主成分で
肥効を3~4ヶ月持続させる効果があります。
米国の
大手薬剤メーカーである
「シンジェンタ社」や「デユポン社」で
豊富な経験を積んだ
ミック・メスマン社長と
アレックス・コクラン博士が、
(お二人ともネブラスカ州の農家の出身だそうです)
※減農薬
※農薬とオーガニックの相乗効果
※農業やスポーツターフにおける
人手不足の問題の解決
を命題として
2年がかりで開発した資材が
「バイオエアレーションTM」です。
☆
ダグラス社のこだわりは
SP1の原料である
酵素「ヒューマス」(特許)を
自社生産している事です。
自社でトウモロコシ畑を所有し、
トウモロコシの残渣を堆肥化し、
酵素「ヒューマス」を抽出しています。
↑ダグラス社所有の農場
↑飼料用トウモロコシの残渣
↑堆肥化する
↑自社工場で堆肥化した原料から酵素を抽出
☆
2024年春 新発売の
「バイオエアレーション WS」と
「バイオエアレーション SP1」
は
農業や
スポーツターフにおける
更新作業(エアレーション)の
時間と労働力を軽減できる資材です。
是非、ご注目の程、
よろしくお願いします!
( サバンナブラン /
スポーツターフ事業部)
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