広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

南小谷での待ち時間

2016-08-06 14:23:25 | 旅行記
信州旅行記。南小谷駅へ降りた続き。
南小谷駅前。右がホーム。ポスト隣の顔はめ看板は「塩の道 千国街道」
上の写真で駅舎に向かって左を姫川が、後方から奥へ流れている。
振り返って駅舎を背にして。左奥が松本方向、右に橋
駅前で国道148号線が大きくカーブし、姫川を渡る。
駅を出ると、めぼしいものは土産物店ととんかつ屋しかない。(後述の通り、少し歩けば他にも多少)
国道の橋
ここは小谷村(おたりむら)。人口約2900人。
村内には温泉やスキー場があるが、南小谷駅から徒歩圏内ではない。
村は姫川・国道のある谷沿いに伸びているようで、国道を駅から糸魚川方向に500メートルほど行けば、村役場、郵便局、小谷村郷土館(蕎麦店&簡単な物産販売店併設)がある。
反対方向に駅から100メートルほどには、JAの店(JA大北おたり支所)があった。いちおう「Aコープ」で、こだわらなければ飲み物、お菓子、長期保存可能な菓子パン、弁当などひと通り揃っていた。
村の移住パンフレットによれば、このJAが村唯一のスーパー。コンビニは国道のずっと北のほうにローソンが1つだけ。村の人たちの買い物は、車で糸魚川や大町へ行ってまとめ買いすることが多いようだ。

郷土館売店やJAで、地元のものを購入。
ちゃのこ
長野ではどこでも買える「おやき」のようだけど、小谷ではそば粉をまぜた「そばおやき」で、「ちゃのこ」と呼ぶらしい。ここのものはジャガイモも練り込んでいるとのこと。食べごたえあり。
さるなし羊羹
サルナシはキウイに近いマタタビ科の山野の植物。別名は、ドリカムの「晴れたらいいね」にも歌われた「コクワ」。秋田でもソフトクリームがある
そのサルナシが入ったようかんで、道の駅小谷が販売者。なお、道の駅は2つ隣(JR西日本エリア)の北小谷駅が最寄り。
キウイとはちょっと違うけど、フルーティーなようかんで良かった。
【7日追記】姉妹品として「山ぶどう羊羹」もあった。道の駅へ行けば、さるなしや山ぶどうのゼリーも売っているらしい。ほかにも栃の実ソフトクリームなど飲食部門も充実。さらに温泉もあるとのこと。アクセスが良ければ、行くべき道の駅かも。

駅前の国道の橋から姫川下流方向
前回の繰り返しだけど、この日は5月にしては暑かった。川は涼しいのだけど、日差しが…
いつか、じっくり温泉にでも入りに来たい。白馬や信濃大町など周辺の町にも。

松本方面から、普通列車が来た。

東北地方の人には、身近に感じる車両の外観かもしれない。701系電車とそっくりだから。
しかし、701系ではなく、「E127系」という形式の車両。701系よりわずかに後に製造が始まり、電源は直流(701系は交流)。
E127系は先に新潟にも導入されているが、そちらは若干外観が異なり、701系そっくりのスタイルは長野だけ。製造数が少ないから、同コンセプトの701系と共通化したということだろう。

南小谷駅の裏側に、ホームを見下ろせる場所があった。
パンタグラフに注目(それにしても701系そっくり)
このE127系には、2両編成の両方にパンタグラフがあった。写真の糸魚川向きのクハE126形のパンタグラフは折りたたまれて使っていない。これは「霜取りパンタグラフ」という、集電ではなく架線に付着した霜をこそげ落とすためのパンタグラフ。
機器類がシンプルな感じかな

前回触れた通り、列車ダイヤの都合で、特急「あずさ」で松本へ戻ることにした。
この時は、乗車券として「信州ワンデーパス」という2640円で長野県内のJR東日本の多くの路線が乗り放題のきっぷを使用。(リゾートビューふるさとの指定券や、あずさの特急券は、別途購入すれば併用可)
リゾートビューふるさとなら、指定券520円。あずさの自由席なら、松本まで1180円もする。

計画当初は、あずさを途中の信濃大町で降りて、信濃大町始発の普通列車に乗ろうか…なんて考えたけれど、「信州特急料金回数券」があった!
長野~松本と中央本線・富士見までしか使えないかと思っていたら、松本から大糸線側・南小谷までも利用可能区間。これだったら、リゾートビューふるさととほぼ同額だし、持て余しそうだった4枚の料金回数券を使い切れる。
※今回は、南小谷駅から松本へ行って、「しなの」に乗り継いで長野へ向かった。松本でいったん改札を出たので、料金回数券2回分使用。それでも充分得だけど、この回数券は松本で改札を出なければあずさとしなのを乗り継げる。本来は、長野方面と富士見方面の利用を考慮した制度なんだろうけど、おそらく南小谷~長野の場合も可能なんだろう。となると、正規料金2360円(1180円×2)のところを、およそ8割引で利用できてしまう。

大糸線を走る特急は1日1往復。新宿からの「あずさ」が南小谷まで乗り入れている。※時期・曜日によっては、名古屋からの臨時「しなの」1往復も、白馬まで乗り入れ。
下りのあずさ3号は、リゾートビューふるさとのすぐ前を走っていて、南小谷11時42分着。
これから乗ろうとするのは、南小谷14時22分発の26号(松本15時43分着)。

あずさの車両は南小谷駅で待機するのではなく、上り方向へ回送してどこか別の駅(白馬駅?)で待機するようだ。下りリゾートビューふるさとで来る途中、信濃森上駅で回送とすれ違った。
その車両は14時00分頃、再び回送で南小谷駅へ戻ってきた。

「スーパーあずさ」でない、普通の「あずさ」用のE257系電車。2001年登場。甲府止まりの「かいじ」にも使用。
乗るのは2度目。先頭車の顔をじっくり拝見するのは初めてかも。
基本は11両編成だが、新宿寄り2両を切り離して9両で運転することができ、大糸線内はいつも9両編成。松本駅で2両切り離し/連結を行う。
上の写真は、11号車の“非貫通型”の先頭車。切り離されて松本で待っている1号車も同じ顔。
松本側の3号車↓は、11両運転時に行き来するための通路ドアがある“貫通型”。どちらも、けっこういかつい。
こちら側のLEDの「回送」は縦書きで、昔のどこかの私鉄(?)の手書き看板みたい
なお、先頭車として営業走行することがない2号車にも、連結作業時に使う運転台があるが、その用途から壁に窓が開いただけのデザイン性がない顔。

自由席は3両。当然のごとくガラガラで、1両貸切状態。
車内
製造時期は、秋田新幹線「こまち」の旧車両E3系の後期製造分と一致する。内装や座席形状はよく似ていて、悪くない。
座席の布地と、写真では分かりにくいが車体側面には、カラフルなひし形がデザインされている。武田菱がモチーフ。

車内の通路ドア上のLEDの文字は、車両(製造時期?)によって書体が違うらしい。E3系、E2系などと同じ細い文字の車両と、明朝体を太くした文字の車両に遭遇した。

あずさ26号は、午前中に来た道を、かけ足で戻る。太陽が西に傾いてきたので、北アルプスは逆光。
白馬、信濃大町、穂高、豊科と、それなりに乗車してきて、そこそこの乗車率で松本到着。松本駅では、待っている2両と連結。上り東北新幹線・盛岡駅ではやぶさに連結するこまちと同じく、少し動きながら2度停車して、3度目の停車でドアが開いた。連結時の衝撃も同じ。
旅行記は続きます

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