広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

秋の車窓/駅餅輸送販売

2021-09-21 23:48:59 | 秋田の季節・風景
秋の彼岸に入った。最近の秋田は、晴天でからりとした日が多い。朝夕は涼しいが、21日は30度前後まで上がった地点が多かった。
奥羽本線、潟上市と秋田市の車窓。
大久保~羽後飯塚間
黄金色の田んぼが広がる。この晴天を利用して、稲刈り作業が進んでいるが、線路沿いを見た限りでは終わったのは2割程度か。

向こうの山は男鹿半島。その間に八郎潟残存湖と大潟村がある。
ネットの旅行記を拝見すると、奥羽本線から見える(写真のような)田んぼが、八郎湖を干拓してできた田んぼだと誤解されているかたがたまにいらっしゃる。実際にはここは昔から陸地で、線路から湖岸までは2キロ弱ある。

1駅北、羽後飯塚を出て500メートルちょっと辺り。井川町との境界近く。
ぽつんと
田んぼの中に、小島のように木が茂る場所。田んぼが広がる風景が続く中、ちょっとしたアクセント。
8月8日の秋田魁新報で取り上げていたが、妙見(みょうけん)神社。妙見神社は全国的に存在するが、ここの地名(線路反対・国道7号付近も越えて住宅地まで)が「潟上市 飯田川飯塚字妙見」だそうで、この小さな社が由来なのだろう。

上の写真にはトンボが写りこんでいる。最近は赤トンボが減ったと言われ、秋田市街地だとたしかにそう感じる。田んぼだともっと飛んでいそうだけど、ここも減っているのか。

2024年秋のこの付近の光景


戻って秋田市。
県立秋田工業高等学校横のカーブを、上りワンマン列車後部から。
夕日を浴びるススキ
気象台では生物季節観測の1つに「すすき」の開花を観測していて、秋田は8月25日が平年。今年は9月13日で、たしか観測史上いちばん遅い。ススキの開花の定義は「葉鞘から出た穂が全体の20%に達した最初の日」。
旭川橋梁と秋空



秋田駅のNewDaysで、店頭以外では予告せずに、首都圏方面の餅菓子を新幹線でゲリラ的に輸送販売するシリーズ。
7月に柴又の草だんご、8月に幡ヶ谷のごまだんごが発売されていた。先週には、盛岡駅で柴又の草だんごが輸送販売され、そのことはJR東日本ホームページのプレスリリースに掲載された。

ホームページには出ていないが、今、秋田のNewDaysでは、
まただ!
9月24日、今回も金曜16時過ぎ。
今回は「川崎大師山門前 住吉 独鈷久寿餅(とっこ くずもち)」。2枚入り800円、3日ほど持つようだ。

秋田では「くずもち」というと、葛粉が原料の透明~半透明のぷるっとしたお菓子が一般的。これは関西発祥らしい。
しかし、関東では、別のくずもちがあって「久寿餅」と表記される。
小麦粉を乳酸菌で発酵させて作るそうで、不透明で弾力が少ない。やはりきなこや黒蜜で食べるが、葛粉の葛餅しか知らない人が食べると、違いに驚く。亀戸の「船橋屋」のものだったか、昔、東京駅改札内で、ワゴンで売っていた(たしか東京ばな奈とひよこと3つ並んで)のを買ったことがあったので、知っており食べて驚いた経験あり。
ほかにも製造元があるとは知らなかった。

となると10月以降も餅輸送シリーズが続くのでしょうか。→こちら

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2 コメント

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まさかの川崎銘菓 (あんなか)
2021-09-23 02:33:35
安く見掛けより重くて美味いということでお土産に重宝されていると聞きます。
まさか秋田駅で売られるとは意外で不意打ちでした。
川崎なら何でも首を突っ込むと思われるでしょうが此処先祖絡みでお参りしたことは無く。
意外に私は川崎市役所より東や北、南はご無沙汰な場所。
川崎区に行くときは夜を避けたりとちょっと緊張したりしました。
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川崎 (taic02)
2021-09-23 20:22:26
羊羹やういろうに近い質感だし、蜜も添付されるので、たしかに重厚感はあるでしょうね。
柴又、幡ヶ谷もそうでしたが、JR東日本が最寄り駅でもないし、おもしろいチョイスで、次も楽しみです。

20年前ですが、京浜急行の正月フリーきっぷのようなもので、川崎大師駅までは行ったのですが、駅前から参拝の列ができていたのにおじけづいて、取って返した思い出があります。
川崎といっても宿場町・門前町から工業地帯まで幅広いですね。秋田でも栽培されるナシの「長十郎」も、川崎で発見されたそうです。
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