口コミサイトが普及して、10年ほどになるだろうか。
見ず知らずの一般人によって店やサービスが評価されるという、ネットならではの仕組みだが、ヤラセ(自作自演)や誤った情報が掲載されたりする可能性もある。見る側としては鵜呑みにはできないと思う。
評価基準は人それぞれだから、バラツキが生じる。投稿・評価数が多ければ、平均化されて一定のレベルが確保され、極端なものは淘汰されるということもあるだろう。しかし、現段階では地方の小さな店などは、年に1件も投稿されることなく、数年前の投稿が最新ということもあり、平均値であるはずの評価が偏っている可能性もある。
いつの頃からか、Google(マップ)で店や組織名を検索すると、その評価(星の数)と口コミ(Googleでは公式には「クチコミ」表記のようだが、部分的には「口コミ」表記も混在している)が表示されるようになっている。
閲覧は誰でもできるが、書きこみはGoogleのアカウントにログインが必要。口コミせずに星の数だけでも投稿できるが、いずれにしてもアカウント名は表示される。
表示される「件数」は、星を付けた人の数で、口コミコメントの数ではないらしい。
例えば昨2017年末、「秋田駅」で検索
口コミがなぜか2項目に分離。138件+3件
電話番号は「JR東日本お問い合わせセンター」。
2018年5月31日現在では、1項目にまとまったものの、件数はなぜか減って23件、星の平均値3.4。
他の駅のクチコミ投稿数と星の数は、青森駅15件4.2、盛岡駅49件4.1、山形駅7件3.4、福島駅169件3.7。地方主要駅ではこんなところか。
東京駅では2612件4.2、新宿駅では1200件4.0。
ちなみに、東京スカイツリーは2万5745件4.3、東京ディズニーリゾートは2万5683件4.5(別に~ランドと~シーもあり)。
Googleアカウント所有者数を考えると、投稿数は思ったより少ない。実名で投稿し、それが表示されるので、ためらう人が多いのかもしれない。
クチコミの内容はさまざま。
初めて訪れる人に役立ちそうな情報もなくはないけれど、的外れや思いこみや偏見っぽい内容、「懐かしい」みたいな単なる心情の吐露(?)なども少なくなく、「“石”が多い玉石混交」と言いたくなる。
そもそも、評価される対象の範囲があいまいになっている。特に「駅」の場合。
厳密な定義で「駅」といえば列車に乗降する場所、つまり改札口より線路側もしくはきっぷ販売窓口といった鉄道会社の施設を指すだろう。
少し拡大すれば、駅に付帯した商業施設である、鉄道会社系列の駅ビルも含められそうだが、これはGoogleのシステム上、駅とは別にその駅名で項目を立てて評価すべきと考える。
ただ、駅ビルというのは日本独自に発展してきたシステムだそうで、海外ではあまり例がないらしい。欧米起原のGoogleでは、対応できないのかもしれない。
しかし、そうはとらえない投稿者も少なくない。
駅ビルはまだしも、さらに広げて駅の近くだけど駅や鉄道とは無関係の企業による駅周辺施設、あるいは駅前とか駅周辺の街並み(「思ったより都会」みたいな)なども、駅の口コミとして投稿されているものが少なくない。
これでは、無関係な情報が多く、必要な情報を得るのに手間がかかってしまうし、「駅」に対する正当な評価とは言えないのではないか。
街の雰囲気などは、情報としては求める人がいるかもしれないが、駅と同じ項目に入れて評価されてしまうのは、乱暴だと思う。駅と街は一心同体のようなこともなくはないけれど、基本的には、鉄道会社にはそこまで責任がない。
駅の施設やサービスについて星で評価するのはまあいいとしても、街並みについての星の数と一緒にカウントされてしまうというのは、あまりに大雑把。
単なる心情の吐露と思わる口コミについては、Googleのヘルプページに、
「Google マップでは、ユーザーが訪れたことのある場所について口コミを投稿できます。また、「静か」「活気がある」「ロマンティック」など、その場所についての情報を残しておくことも可能です。」
とあり、問題ないことになっている。
けど、個人的には納得できない。そんなこと、自分のブログにでも書いておけばいいことじゃないの…
古い情報や勘違い・思いこみによる不正確な情報がそのまま残っていて、それを修正・補足するように情報提供するのが難しいのも、問題。ヘルプには、誤った内容についての明確な報告方法は記載されていないようだが、
「Google のポリシーに違反する口コミだけを報告してください。内容に不満があったり気に入らなかったりしても、そうした理由では口コミを報告しないでください。特定のユーザーが持つ感想については、販売者とユーザーのどちらの見解が正当かを確実に判断する方法がないため、両者の意見の相違について Google が関与することはありませんのでご了承ください。」
というのがある。
Googleが掲載場所だけ提供して、あとはほったらかしにしている、いわば掲示板状態で、これも納得できない。
一方で、削除対象について、
「主題からずれた口コミ: 他人の体験に基づく口コミや、口コミ対象のお店とは関係のない口コミは投稿しないでください。口コミは、政治的または社会的な主張を表明したり、個人的な不満を述べたりするための場ではありません。」
ともある。
駅の項目に、駅周辺についての投稿をするのは「口コミ対象のお店とは関係のない口コミ」ではないか。
心情の吐露の中には、「個人的な不満」に過ぎないようなものもあるが、それはいいのか。
自由と言えば自由だけど、適当と言えば適当。Googleのこういうところには、どうもついていけない。
イヤだったら見るなと言われそうだけど、Googleで単にキーワードや地図の検索をしただけで、検索結果の片隅に表示されちゃうんだから、目に入ってしまう。(だったらGoogle自体を使うなということなんでしょうね。)
あるいは、僕が知らない、もっと賢い使い方でもあるのだろうか。
前から地図表示や乗り換え検索の時に述べているけれど、Googleのサービスはとても便利で、便利なネットをさらに便利なものにした。でも、なんでもかんでもGoogleがいちばんではないし、Google頼りは危ない。
投稿する人は、自分の名前も公開される(星の数での評価だけであっても)こと、基本的に内容に関わらず投稿がそのまま掲載されること、そして、投稿がその評価対象(店など)の印象を良くも悪くもできること、評価対象が投稿について反論や弁明する場は限られていること、さらにそれを読んだ他人の行動に影響を与えることを充分に認識して、責任ある投稿をしてほしい。
いいことだけを書く必要はない。悪いことを書いてもいい。しかし、それが事実で、客観的に納得してもらえる内容と文章であるか、よく吟味してほしい。
最後に、秋田や津軽のいくつかの駅の評価と口コミから。
・土崎駅(秋田市・奥羽本線) 16件3.2
駅そばに好意的な投稿も複数あるが、コンビニ「NEWDAYSがあればいい」が2件。3月の火災についての投稿はなし。
・上飯島駅(秋田市・奥羽本線) 7件2.6
「上下線のホームが(踏切をはさんで)ずれた位置にあるので注意」という、不慣れな人には有益な投稿もある。
「ホーム上に簡易券売機あり」「トイレはないが、下りホーム側のすぐ外にファミリーマートあり」という情報もあればいいね。
星1つを付けて「いまだに無人…」という口コミをした人(秋田在住ではない人らしい)がいたけれど、無人駅だからと言って評価が下がるものなのでしょうかねぇ。JRの駅の4割は無人駅だそうですよ。
・羽後牛島駅(秋田市・羽越本線) 8件3.8
場所が分かりにくい、地下通路が怖いという投稿はあるが、駅構造などの具体的な説明なし。
「線路両側から地下通路で出入りでき、窓口や券売機はホーム上にあるが、時間帯によっては休止。西側には地下道出入り口を兼ねた旧駅舎があり、トイレやタクシー待機はこちら側」とかあればいいのに。
秋田でALTをやっている外国人による「Small. Dirty. Can't use Suica.」で始まる投稿。
自動翻訳では「小さい。汚れた。 Suicaは使用できません。」と散々な評価だけど、「この列車の駅を運営している労働者は素敵で親切ですが、いいですね。」と続く。褒められているようですよ。JR東日本東北総合サービス(※)さん。
※JR東日本本体からこの駅の駅業務を委託されている、同社関連会社。旧・ジェイアールアトリス。
・大張野駅(秋田市河辺・奥羽本線) 4件2.2
幹線道路から離れ、周囲に人家が少ないことから秘境駅とされる。以前は口コミコメントなしで星1つが2件だった。この駅に何を求めての低評価なのか…
しかし、ここ1か月で、いわゆる「駅巡り」をされた方なのか、写真やコメント付きで2つの投稿があり、平均評価が2.2に上昇。
・桂根駅(秋田市・羽越本線) 3件3.7
停車する列車がとても少ないことから、秘境駅とされる駅。
こちらは3人とも駅巡りの方々のようで、秋田駅を上回る高評価。
・男鹿駅(男鹿市・男鹿線) 27件3.9
男鹿駅は男鹿半島観光には中途半端な立地だし、男鹿市街地も寂れてしまった。駅舎も古い。
ところが、観光客の皆さんには、なかなか評判がいい。よく分からん。
間もなく、男鹿駅は新しい駅舎ができる。きっと評価はさらに上がるだろうけど、古い駅舎時代の投稿はこのままなんでしょうね。
・弘前学院大前駅(弘前市・弘南鉄道大鰐線) 3件3.0
「誰がなんと言おうと「にしひろ(西弘前駅)」」「駅名を西弘前駅に戻してくれ」という、もう10年前だけど唐突な駅名変更への反発が2件。同感だけど、事情を知らない人は理解できないでしょう。
今春、生協と一体化した新駅舎ができたが、そのコメントはなし(生協店舗の項目にはあり)。
・中央弘前駅(弘前市・弘南鉄道大鰐線) 26件4.2
新宿駅以上、東京駅並みの高評価。雰囲気や立地のせいでしょう。
「降りるときは先頭車両からのみです。知らずに降りれず慌てました」は間違い。
ここは常時駅員がいるから、後ろの車両のドアも開く。ただし、前後どちらの車両とも、中ドアは常に締め切り。まあ、前寄りのほうが改札口には近いですが。
おそらく漢字圏の外国人による英語の投稿。「A very authentic Japanese tram station, love how it preserved as it is.」。
「とても本格的な日本のトラムの駅で、それがこのように保存されていて好き」みたいな意味?
「tram(トラム)」は路面電車を意味するのだろう。
弘南鉄道は「東急電鉄の中古車が走るローカル私鉄」であって、道路と共用する区間などはない。それを「トラム」と呼ぶのには、とても違和感がある。投稿者のtramの解釈が違うのだろうか。
見ず知らずの一般人によって店やサービスが評価されるという、ネットならではの仕組みだが、ヤラセ(自作自演)や誤った情報が掲載されたりする可能性もある。見る側としては鵜呑みにはできないと思う。
評価基準は人それぞれだから、バラツキが生じる。投稿・評価数が多ければ、平均化されて一定のレベルが確保され、極端なものは淘汰されるということもあるだろう。しかし、現段階では地方の小さな店などは、年に1件も投稿されることなく、数年前の投稿が最新ということもあり、平均値であるはずの評価が偏っている可能性もある。
いつの頃からか、Google(マップ)で店や組織名を検索すると、その評価(星の数)と口コミ(Googleでは公式には「クチコミ」表記のようだが、部分的には「口コミ」表記も混在している)が表示されるようになっている。
閲覧は誰でもできるが、書きこみはGoogleのアカウントにログインが必要。口コミせずに星の数だけでも投稿できるが、いずれにしてもアカウント名は表示される。
表示される「件数」は、星を付けた人の数で、口コミコメントの数ではないらしい。
例えば昨2017年末、「秋田駅」で検索
口コミがなぜか2項目に分離。138件+3件
電話番号は「JR東日本お問い合わせセンター」。
2018年5月31日現在では、1項目にまとまったものの、件数はなぜか減って23件、星の平均値3.4。
他の駅のクチコミ投稿数と星の数は、青森駅15件4.2、盛岡駅49件4.1、山形駅7件3.4、福島駅169件3.7。地方主要駅ではこんなところか。
東京駅では2612件4.2、新宿駅では1200件4.0。
ちなみに、東京スカイツリーは2万5745件4.3、東京ディズニーリゾートは2万5683件4.5(別に~ランドと~シーもあり)。
Googleアカウント所有者数を考えると、投稿数は思ったより少ない。実名で投稿し、それが表示されるので、ためらう人が多いのかもしれない。
クチコミの内容はさまざま。
初めて訪れる人に役立ちそうな情報もなくはないけれど、的外れや思いこみや偏見っぽい内容、「懐かしい」みたいな単なる心情の吐露(?)なども少なくなく、「“石”が多い玉石混交」と言いたくなる。
そもそも、評価される対象の範囲があいまいになっている。特に「駅」の場合。
厳密な定義で「駅」といえば列車に乗降する場所、つまり改札口より線路側もしくはきっぷ販売窓口といった鉄道会社の施設を指すだろう。
少し拡大すれば、駅に付帯した商業施設である、鉄道会社系列の駅ビルも含められそうだが、これはGoogleのシステム上、駅とは別にその駅名で項目を立てて評価すべきと考える。
ただ、駅ビルというのは日本独自に発展してきたシステムだそうで、海外ではあまり例がないらしい。欧米起原のGoogleでは、対応できないのかもしれない。
しかし、そうはとらえない投稿者も少なくない。
駅ビルはまだしも、さらに広げて駅の近くだけど駅や鉄道とは無関係の企業による駅周辺施設、あるいは駅前とか駅周辺の街並み(「思ったより都会」みたいな)なども、駅の口コミとして投稿されているものが少なくない。
これでは、無関係な情報が多く、必要な情報を得るのに手間がかかってしまうし、「駅」に対する正当な評価とは言えないのではないか。
街の雰囲気などは、情報としては求める人がいるかもしれないが、駅と同じ項目に入れて評価されてしまうのは、乱暴だと思う。駅と街は一心同体のようなこともなくはないけれど、基本的には、鉄道会社にはそこまで責任がない。
駅の施設やサービスについて星で評価するのはまあいいとしても、街並みについての星の数と一緒にカウントされてしまうというのは、あまりに大雑把。
単なる心情の吐露と思わる口コミについては、Googleのヘルプページに、
「Google マップでは、ユーザーが訪れたことのある場所について口コミを投稿できます。また、「静か」「活気がある」「ロマンティック」など、その場所についての情報を残しておくことも可能です。」
とあり、問題ないことになっている。
けど、個人的には納得できない。そんなこと、自分のブログにでも書いておけばいいことじゃないの…
古い情報や勘違い・思いこみによる不正確な情報がそのまま残っていて、それを修正・補足するように情報提供するのが難しいのも、問題。ヘルプには、誤った内容についての明確な報告方法は記載されていないようだが、
「Google のポリシーに違反する口コミだけを報告してください。内容に不満があったり気に入らなかったりしても、そうした理由では口コミを報告しないでください。特定のユーザーが持つ感想については、販売者とユーザーのどちらの見解が正当かを確実に判断する方法がないため、両者の意見の相違について Google が関与することはありませんのでご了承ください。」
というのがある。
Googleが掲載場所だけ提供して、あとはほったらかしにしている、いわば掲示板状態で、これも納得できない。
一方で、削除対象について、
「主題からずれた口コミ: 他人の体験に基づく口コミや、口コミ対象のお店とは関係のない口コミは投稿しないでください。口コミは、政治的または社会的な主張を表明したり、個人的な不満を述べたりするための場ではありません。」
ともある。
駅の項目に、駅周辺についての投稿をするのは「口コミ対象のお店とは関係のない口コミ」ではないか。
心情の吐露の中には、「個人的な不満」に過ぎないようなものもあるが、それはいいのか。
自由と言えば自由だけど、適当と言えば適当。Googleのこういうところには、どうもついていけない。
イヤだったら見るなと言われそうだけど、Googleで単にキーワードや地図の検索をしただけで、検索結果の片隅に表示されちゃうんだから、目に入ってしまう。(だったらGoogle自体を使うなということなんでしょうね。)
あるいは、僕が知らない、もっと賢い使い方でもあるのだろうか。
前から地図表示や乗り換え検索の時に述べているけれど、Googleのサービスはとても便利で、便利なネットをさらに便利なものにした。でも、なんでもかんでもGoogleがいちばんではないし、Google頼りは危ない。
投稿する人は、自分の名前も公開される(星の数での評価だけであっても)こと、基本的に内容に関わらず投稿がそのまま掲載されること、そして、投稿がその評価対象(店など)の印象を良くも悪くもできること、評価対象が投稿について反論や弁明する場は限られていること、さらにそれを読んだ他人の行動に影響を与えることを充分に認識して、責任ある投稿をしてほしい。
いいことだけを書く必要はない。悪いことを書いてもいい。しかし、それが事実で、客観的に納得してもらえる内容と文章であるか、よく吟味してほしい。
最後に、秋田や津軽のいくつかの駅の評価と口コミから。
・土崎駅(秋田市・奥羽本線) 16件3.2
駅そばに好意的な投稿も複数あるが、コンビニ「NEWDAYSがあればいい」が2件。3月の火災についての投稿はなし。
・上飯島駅(秋田市・奥羽本線) 7件2.6
「上下線のホームが(踏切をはさんで)ずれた位置にあるので注意」という、不慣れな人には有益な投稿もある。
「ホーム上に簡易券売機あり」「トイレはないが、下りホーム側のすぐ外にファミリーマートあり」という情報もあればいいね。
星1つを付けて「いまだに無人…」という口コミをした人(秋田在住ではない人らしい)がいたけれど、無人駅だからと言って評価が下がるものなのでしょうかねぇ。JRの駅の4割は無人駅だそうですよ。
・羽後牛島駅(秋田市・羽越本線) 8件3.8
場所が分かりにくい、地下通路が怖いという投稿はあるが、駅構造などの具体的な説明なし。
「線路両側から地下通路で出入りでき、窓口や券売機はホーム上にあるが、時間帯によっては休止。西側には地下道出入り口を兼ねた旧駅舎があり、トイレやタクシー待機はこちら側」とかあればいいのに。
秋田でALTをやっている外国人による「Small. Dirty. Can't use Suica.」で始まる投稿。
自動翻訳では「小さい。汚れた。 Suicaは使用できません。」と散々な評価だけど、「この列車の駅を運営している労働者は素敵で親切ですが、いいですね。」と続く。褒められているようですよ。JR東日本東北総合サービス(※)さん。
※JR東日本本体からこの駅の駅業務を委託されている、同社関連会社。旧・ジェイアールアトリス。
・大張野駅(秋田市河辺・奥羽本線) 4件2.2
幹線道路から離れ、周囲に人家が少ないことから秘境駅とされる。以前は口コミコメントなしで星1つが2件だった。この駅に何を求めての低評価なのか…
しかし、ここ1か月で、いわゆる「駅巡り」をされた方なのか、写真やコメント付きで2つの投稿があり、平均評価が2.2に上昇。
・桂根駅(秋田市・羽越本線) 3件3.7
停車する列車がとても少ないことから、秘境駅とされる駅。
こちらは3人とも駅巡りの方々のようで、秋田駅を上回る高評価。
・男鹿駅(男鹿市・男鹿線) 27件3.9
男鹿駅は男鹿半島観光には中途半端な立地だし、男鹿市街地も寂れてしまった。駅舎も古い。
ところが、観光客の皆さんには、なかなか評判がいい。よく分からん。
間もなく、男鹿駅は新しい駅舎ができる。きっと評価はさらに上がるだろうけど、古い駅舎時代の投稿はこのままなんでしょうね。
・弘前学院大前駅(弘前市・弘南鉄道大鰐線) 3件3.0
「誰がなんと言おうと「にしひろ(西弘前駅)」」「駅名を西弘前駅に戻してくれ」という、もう10年前だけど唐突な駅名変更への反発が2件。同感だけど、事情を知らない人は理解できないでしょう。
今春、生協と一体化した新駅舎ができたが、そのコメントはなし(生協店舗の項目にはあり)。
・中央弘前駅(弘前市・弘南鉄道大鰐線) 26件4.2
新宿駅以上、東京駅並みの高評価。雰囲気や立地のせいでしょう。
「降りるときは先頭車両からのみです。知らずに降りれず慌てました」は間違い。
ここは常時駅員がいるから、後ろの車両のドアも開く。ただし、前後どちらの車両とも、中ドアは常に締め切り。まあ、前寄りのほうが改札口には近いですが。
おそらく漢字圏の外国人による英語の投稿。「A very authentic Japanese tram station, love how it preserved as it is.」。
「とても本格的な日本のトラムの駅で、それがこのように保存されていて好き」みたいな意味?
「tram(トラム)」は路面電車を意味するのだろう。
弘南鉄道は「東急電鉄の中古車が走るローカル私鉄」であって、道路と共用する区間などはない。それを「トラム」と呼ぶのには、とても違和感がある。投稿者のtramの解釈が違うのだろうか。
テナントの個別項目があるのに、ショッピングモール名に個別の店の評価を書かれるのもどうか、とは思っていました。
あと、なくなった店が何年経っても閉鎖になっているケース(もはや、削除しても差し支えない)や、移転があった際に、移転後の店舗のマーカーがあるのと同時に移転前の場所に閉鎖と標示されていて、重複記載されているケースもあります。
こういうのも対応を検討してほしいですね。
ついでに言えば、秋田なまはげ農業協同組合などのように、改称前の新あきた農業協同組合あるいは消滅した秋田みなみ農業協同組合のまま放置されているのもある(変更済みも当然ある)ので、そういった手当てもきちんとしていただきたいところです。
いくら投稿のルールを作っても、勘違いする人はいるし、Googleですべての内容チェックも無理なのでしょう。こういうのもAIでなんとかなる日が来るかもしれませんが。