9月6日、最大震度7の北海道胆振東部地震が発生。震源地周辺で大きな被害が出た。
間接的には、大規模な停電が発生したことによる被害と、旅行のキャンセルといった風評被害が、全道的に出ている。
東北地方では被害はなかったが、ちょっとした影響が出ている。北海道で作られる製品、特に加工食品が入ってこなくなった。
北海道を地盤とするヤマザキ系列の「日糧製パン」がある。
秋田でもある程度の同社製品が流通しているが、青森には同社営業所もあって、より多種にサンドイッチなんかも売られている。地震直後に弘前へ行っていたが、「今後の入荷の見こみは立っていない」旨の張り紙を出すスーパーもあった。
北海道といえば乳製品。
電気を使う搾乳ができずに牛のストレスになる、搾乳はできたとしても工場が停止していて廃棄せざるを得ないという、二重の被害。
現在は回復しつつあるようだが、秋田のスーパーでは、いつも売っている乳製品が入荷していないものもまだある。例えばイオンのプライベートブランド「トップバリュ」の大容量ヨーグルト各種は、たしか札幌のサツラクで製造していて、16日時点でも未入荷。
14日、秋田市内のマックスバリュ東北の牛乳売り場へ行った。
いつもなら、サツラクまたは森永乳業の1リットルの(種類別)成分調整牛乳が並んでいる場所に、見慣れぬ牛乳、いや見たことはあるけれど秋田では初めて見る牛乳が並んでいた。
青森県産 萩原牛乳(種類別・牛乳)
弘前市に本社があり、青森県最大手の乳業メーカー「萩原乳業」の牛乳である。※過去の記事。
萩原乳業の製品は、青森県内のほかは秋田県北部にしか流通しないとか。秋田市ではスーパードラッグメガでは、もしかしたら売っているかもしれないけれど。
今回は、普段、成分調整牛乳がある場所で、(種類別)牛乳である萩原牛乳が売られていたことを考えれば、地震によって成分調整牛乳が入荷できなくなり、代わりに急きょ手配した可能性がある。マックスバリュ東北は青森県も営業エリアだから、そのコネクションで。
ただし、他のスーパーでは、サツラクの成分調整牛乳があったし、マックスバリュでは森永の成分調整牛乳も少し置かれていた(どちらも賞味期限が長いので、被災前の製造かも?)。
※東日本大震災の時は、群馬県の牛乳が秋田で売られたが、その後はまた見なくなった。
秋田で萩原牛乳を買えるとは思わなかったから、うれしくて購入。14日は税込み213円と、いつも160円前後の成分調整牛乳よりは高い。ちなみに青森のイトーヨーカドーでは200円程度。
「県産はぎわら牛乳」
レシートには「県産はぎわら牛乳」と表示。
正確には「青森県産 萩原牛乳」。マックスバリュ東北では、POSデータは店舗間で共通のようだ。普段は青森県内の店舗でしか使わないから「県産」で済ませているだろう。「萩原」は「おぎわら」と誤読されないよう、ひらがな書きにしたのか。
萩原牛乳は、秋田市内の複数のマックスバリュで発売され、15日以降は178円とか、16日の泉店では、成分調整牛乳と同額の159円で発売されていた。※泉店は成分調整牛乳が他店より安い。
16日に売られていたのは、賞味期限が19日だったから、もしかしたら、もう入荷は停止していて、在庫処分的に値下げしているのかもしれない。
いつも成分調整牛乳を飲んでいるせいもあるけれど、さすが萩原牛乳。おいしい。
栄養成分表示
(再掲)2015年の200ml入りの表示
栄養成分表示の値が、2015年の200mlパックのものと少し違っていた。無脂乳固形分、乳脂肪分は同じ。
2015年は「製造者調べ」、今回のは「製造者による推定値」となっていて、その違い?
パックの広告欄
「青森県産生乳100%あおい森のヨーグルト」の宣伝。先日弘前に行ったときには、400グラム180円くらいで売られていた。東北町産の生乳のみを使っているそうだ。
これも秋田で売ってくれればいいのに…
上でキャラクターのミルキングさんは「牛乳の地産地消を推進し」とおっしゃっているけれど、もうちょっと拡大して“地産隣消”もいいかもしれませんよ。
地震と関係あるのかは不明だが、マックスバリュの冷蔵コーナーでは、
工藤パンの「チョコバナナクレープ」
イチゴのクレープと2種類、170円。
青森でも見たことがないもの。
一部筋っぽい(?)バナナが入っていたけど手頃で食べ応えがあっておいしい。たけやのバナナボートもいいけれど、こういう隣県のものを日頃から食べられたらおもしろい。
【2018年9月28日追記】この後、9月20日頃までにはおおむね以前の供給体制に復帰(トップバリュのヨーグルトが、いちばん時間がかかった)。萩原牛乳を見ることはなくなってしまった。
※秋田市内の意外な場所で、萩原牛乳が提供されていた。
間接的には、大規模な停電が発生したことによる被害と、旅行のキャンセルといった風評被害が、全道的に出ている。
東北地方では被害はなかったが、ちょっとした影響が出ている。北海道で作られる製品、特に加工食品が入ってこなくなった。
北海道を地盤とするヤマザキ系列の「日糧製パン」がある。
秋田でもある程度の同社製品が流通しているが、青森には同社営業所もあって、より多種にサンドイッチなんかも売られている。地震直後に弘前へ行っていたが、「今後の入荷の見こみは立っていない」旨の張り紙を出すスーパーもあった。
北海道といえば乳製品。
電気を使う搾乳ができずに牛のストレスになる、搾乳はできたとしても工場が停止していて廃棄せざるを得ないという、二重の被害。
現在は回復しつつあるようだが、秋田のスーパーでは、いつも売っている乳製品が入荷していないものもまだある。例えばイオンのプライベートブランド「トップバリュ」の大容量ヨーグルト各種は、たしか札幌のサツラクで製造していて、16日時点でも未入荷。
14日、秋田市内のマックスバリュ東北の牛乳売り場へ行った。
いつもなら、サツラクまたは森永乳業の1リットルの(種類別)成分調整牛乳が並んでいる場所に、見慣れぬ牛乳、いや見たことはあるけれど秋田では初めて見る牛乳が並んでいた。
青森県産 萩原牛乳(種類別・牛乳)
弘前市に本社があり、青森県最大手の乳業メーカー「萩原乳業」の牛乳である。※過去の記事。
萩原乳業の製品は、青森県内のほかは秋田県北部にしか流通しないとか。秋田市ではスーパードラッグメガでは、もしかしたら売っているかもしれないけれど。
今回は、普段、成分調整牛乳がある場所で、(種類別)牛乳である萩原牛乳が売られていたことを考えれば、地震によって成分調整牛乳が入荷できなくなり、代わりに急きょ手配した可能性がある。マックスバリュ東北は青森県も営業エリアだから、そのコネクションで。
ただし、他のスーパーでは、サツラクの成分調整牛乳があったし、マックスバリュでは森永の成分調整牛乳も少し置かれていた(どちらも賞味期限が長いので、被災前の製造かも?)。
※東日本大震災の時は、群馬県の牛乳が秋田で売られたが、その後はまた見なくなった。
秋田で萩原牛乳を買えるとは思わなかったから、うれしくて購入。14日は税込み213円と、いつも160円前後の成分調整牛乳よりは高い。ちなみに青森のイトーヨーカドーでは200円程度。
「県産はぎわら牛乳」
レシートには「県産はぎわら牛乳」と表示。
正確には「青森県産 萩原牛乳」。マックスバリュ東北では、POSデータは店舗間で共通のようだ。普段は青森県内の店舗でしか使わないから「県産」で済ませているだろう。「萩原」は「おぎわら」と誤読されないよう、ひらがな書きにしたのか。
萩原牛乳は、秋田市内の複数のマックスバリュで発売され、15日以降は178円とか、16日の泉店では、成分調整牛乳と同額の159円で発売されていた。※泉店は成分調整牛乳が他店より安い。
16日に売られていたのは、賞味期限が19日だったから、もしかしたら、もう入荷は停止していて、在庫処分的に値下げしているのかもしれない。
いつも成分調整牛乳を飲んでいるせいもあるけれど、さすが萩原牛乳。おいしい。
栄養成分表示
(再掲)2015年の200ml入りの表示
栄養成分表示の値が、2015年の200mlパックのものと少し違っていた。無脂乳固形分、乳脂肪分は同じ。
2015年は「製造者調べ」、今回のは「製造者による推定値」となっていて、その違い?
パックの広告欄
「青森県産生乳100%あおい森のヨーグルト」の宣伝。先日弘前に行ったときには、400グラム180円くらいで売られていた。東北町産の生乳のみを使っているそうだ。
これも秋田で売ってくれればいいのに…
上でキャラクターのミルキングさんは「牛乳の地産地消を推進し」とおっしゃっているけれど、もうちょっと拡大して“地産隣消”もいいかもしれませんよ。
地震と関係あるのかは不明だが、マックスバリュの冷蔵コーナーでは、
工藤パンの「チョコバナナクレープ」
イチゴのクレープと2種類、170円。
青森でも見たことがないもの。
一部筋っぽい(?)バナナが入っていたけど手頃で食べ応えがあっておいしい。たけやのバナナボートもいいけれど、こういう隣県のものを日頃から食べられたらおもしろい。
【2018年9月28日追記】この後、9月20日頃までにはおおむね以前の供給体制に復帰(トップバリュのヨーグルトが、いちばん時間がかかった)。萩原牛乳を見ることはなくなってしまった。
※秋田市内の意外な場所で、萩原牛乳が提供されていた。
そうですねー、定期的にマックスバリュ東北エリア内でのさりげない商品のシャッフルがあると楽しいですね。(今回のは楽しくない事情でしょうけど;;;)
牛乳も競争が熾烈で、市内の有名宅配店(明治、メグ、森永、鈴木)に関西のマザーケアが参戦してます。
マザーケアは市内シェアがかなり高い明治なので既存主要店(けんこう、ふれあい、スマイル)も熾烈に動いてます。
武藤とかみたいになくなった店もありますが、宅配見直しも新たな時代に入ってます。
となると、少なくとも広面、茨島、泉の各店で扱っていたことになります。
秋田ではマックスバリュといとくが、県を越えて展開する代表的なスーパーですが、結局は各店舗ごとに仕入れをしているようで、商品の行き来はあまりないですね。もう少し視野を広げてくれてもいいと思いますね。
>FMENさん
コンビニはノーマークでしたが、各社それぞれ苦労したのでしょうね。
牛乳の宅配なんて昔のものかと思いきや、付加価値のある宅配専用商品なんかでがんばっていますね。各家庭に冷蔵庫が当たり前になって、毎日配達しなくて済むようだし。
明治でも、複数の販売店があるとは知らなかったです。この業界も厳しいそう。
濃くておいしい牛乳で気に入りました。
表示の乳脂肪分より多いような気がしました(表示は「以上」ですから)。
ちなみに、マックスバリュの港北店で買いました。
萩原乳業に成り代わって、お礼申し上げます(笑)
牛乳は冬のほうが脂肪分が増えると言います。より濃い萩原牛乳も秋田で飲めるといいのですが…
ワダカンと太子はイオンのトップバリュの製造も引き受けているので、名前は出なくてももっと広範囲に流通していると思います。
各社の生産能力と方針次第なのでしょうが、萩原さんにも期待します。