木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

所感

2009年01月01日 | 日常雑感
新年 あけましておめでとうございます。

昨年は11月頃から、暗いニュースばかりが聞かれたが、今年は明るい年になって欲しいと祈らざるを得ない。

最近、人の幸・不幸ということをよく考える。
現代というのは、あらゆる情報が昔では考えられないくらい簡単に入手できるようになっている時代である。
その中で情報は洪水のようにあふれ、情報過多ゆえに、情報を受け取るほうも、どの情報を取捨選択したらよいのか、分からなくなっている。
人の財布の中身すら判断できるような情報社会にあって、他人と比較する行為によって、自らの幸せを認識する考え方もある。
このような考え方をしていると、際限のない欲望の罠に堕ちこんでしまうこととなる。
自分の境遇はまあまあのものだな、と思っていても、自分より恵まれている人を知ってしまうと、急に自分の境遇すら、みじめなものに思ってしまう人もいる。逆の場合もあるだろう。
だが、比較によって得られる幸福は本物ではない。
幸・不幸はあくまでも、本人の主観によって得られるべきものである。
人は誰も幸福でありたいと願っている。
それでも、幸福でない人が多いのが現状だ。
これは、幸福が状態だと勘違いしている人が多いせいである。
幸福であるとは、状態ではなく、行為、あるいは思考に他ならない。
幸福な人は、自分がいる状況が偶然に幸福な状態であるのではなく、幸福であろうとする恣意的な思考、行為によって、自分をあるべき位置に置こうとした結果、自分をいいポジショニングに移行できた人だと思う。
今年の目標を一字であらわすとしたら、「朗」である。
明朗の朗。
暗い時代こそ、明るく生きなければ、と思いを新たにする次第だ。







最新の画像もっと見る

コメントを投稿