木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

ペリー肖像画三態

2008年12月09日 | 江戸の幕末
名古屋のボストン美術館で、「ペリー&ハリス展」が開催されている。
マシュー・カルブレイス・ペリーが「黒船」を率いて浦賀にやって来たのは、嘉永六年(一八五三年)。軍艦サスケハナ号を擁した艦隊による軍事力を誇示し、翌年の安政元年には日米和親条約を締結させた。この「事件」ともいえる一件は、日本国内を激しく揺るがし、日本は攘夷から開国へ繋がる波に巻き込まれていく。
ペリー(Matthew・C・Perry)は、漢字を当てると「彼理」となるが、オランダ語読みに、「ペルリ」と表現された。「まつちうぺるり」、「マツラウペルリ」などとも呼ばれたが、「惣大将へろり」という呼び方になると、著しく迫力に欠ける。
この時、ペリーの肖像画も多く描かれた。日本には、写真がなかった時代でもあり、その肖像画は多くは想像で描かれた。
中にはペリーが見たら、怒り出しそうな絵もある。
端から見るのは、あまりにも面白いので下記にアップしてみました。
一番下にあるのがアナポリス海軍兵学校博物館に飾られているジェームズ・ボーグルという人が描いたペリー像だが、デフォルメがあるとしても、まったく同一人物だとは思えない。
ボストン美術館の「ペリー&ハリス展」は、今月の21日まで。観ていない方は、お急ぎを。
 → ボストン美術館HP



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