7/2旅人 

山と旅が好きです。

梓川岩小屋は何処だ。?

2017年08月02日 | 奥秩父

さて前回の続き

 

梓川の周りの森は、まさに原始の森だ。 

この苔が木の上に生えているものなのか、 

地面に生えているものなのか、判らない?

足をのせてみる、木の上に生えていると、ほとんど腐食しているので。

ズボッと足を取られて、バランスを崩す。

もう片方の足で、踏ん張ろうとすると

ヌルヌルの木に足を取られ、股裂きの刑を受けるハメになる。(ToT)

キノコ🍄もいっぱいある。

これは、ハナイグチと思われる。

味噌汁に入れると、とても美味しい。^ー^ 

まだ、シャクナゲが咲いている。

一歩足を出すたびに、大量の虫が僕に纏わり付く。

いろいろな命がムンムンして息苦しい位だ。。

なにやら僕の好きな漆原友紀の蟲師の世界のようだ。

 

 

 

 

此処は、「光脈筋」では無いのか。

 

光脈筋を見るには二つ目の瞼を閉じなければならない。

 

人間の瞼は一つしか無いが、目を瞑っても赤いものが見えたりする。

それは、二つ目の瞼があるからだ。

本当の闇が欲しい時、二つ目の瞼を閉じよ!

そうすると、本当の闇が訪れ、地面を流れる「光の河」見えてくる。

そして、その光脈筋には異常に生命が宿る・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

雨が時折降る、先程の藪漕ぎで上半身もすっかり濡れてしまった。

梓川岩小屋はまだ見つからない 

体は冷えて体力が奪われる。

だんだん足も上がらなくなってきた_| ̄|○

暫く歩くと、岩小屋発見!! (゚д゚)!

 

しか~し、これは小さいね

テントは張れても一張。

僕の探している梓川岩小屋は5.6張りは張れる大きさらしい?

目印をつけてきた地形図は、ずぶ濡れで使い物にならない。

自分の歩いてきた所を思い出す。

それらしい、大岩は一つ一つ見た。

でも岩小屋は、無かった。

 

山旅で食べるお弁当は、丹念に調べたけど、

肝心の梓川岩小屋はあまり調べなかった 。

超マイナーな所だけど、何人かが行っていて、記録があった。

しかし、ざっと目を通すだけにした。

だってあんまり調べたら面白く無いじゃん^ー^

 

時刻は午後四時を回った。

体がずぶ濡れのせいか、随分体力を奪われたようだ。

急に足が重くなってきた。

濡れてヨレヨレの地形図と、エアリアマップを出してもう一度確認する。

立ち止まると、足元から凄い数の虫が纏わり付く。_| ̄|○

 

よく見る👀+++++

 

あっ! そうか梓川岩小屋は、

梓川本線では無くちょっと枝沢に入るんだ。

 

プロトレックの標高は2200mを超えている

どうも、さっき通った左岸の枝沢が、(そこ)、ではないのか。

Uターンしてショートカットで、尾根に乗り枝沢の方向へ

一尾根越すと、降りになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに、梓川岩小屋は、あった。\(^o^)/

此処だ、ここに違いない

二、三人用のテントなら五張りは張れるかな?

やっと、着いたね 。

なにわともわれ、防水パックに入れてある乾いたものに着替える。

ビールを冷やして、乾杯!! 

いやいや、ダメだダメだ、今日はかなりのダメージを受けているので。

やることを、ちゃんとやってからだ。

 

 

 

ツエルトを張って、荷物の整理をしてマットを膨らませシェラフを敷いて

でもって、、、ビールで乾杯だあ!!!^ー^」」

 

 

 

 

雨がザーザー降り出した。

あと30分遅ければ、もっと濡れていたな。

ツエルトに入って、ビールがスコッチのお湯割りに変わる頃

もう暗くなってしまった。

疲れて過ぎて、食欲が無い。

でも、食べなきゃね。

 

オニギリの残りと、アルファ米で、お茶漬けを食す。

もう、眠くなってきた。

雨音が、また激しくなってきた。

 

 

 

二日目に続きまする・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

7/28.29                 2017